POCKETALK(ポケトーク)Wが初めて活躍した日

ポケトーク

こんにちは、ロッソです。

購入してから数か月たつポケトークW、英語の発音練習や、初対面の人との話のネタには大活躍でしたが、本来の機能を発揮しているとは言い難いような(笑)。

 

本来は海外の人たちと「会話する」ツールですからね。

 

まぁ、これはこれで楽しいのですが。

ただつい先日、ようやくポケトークの真価を発揮する機会があったので、今回はその時の様子をお伝えしようと思います。

目次

事の始まりは、大阪の心斎橋にて

実は先日、わたしは仕事で、大阪の心斎橋に行く事になりました。

大阪に詳しくない人でも、一度は耳にしたことがあると思いますが、地理的に言うと「キタ」と呼ばれる梅田と、「ミナミ」と呼ばれる難波の中間にある地域です。

どちらかと言うと難波寄りで、高級ブランドの路面店が多い地域ですね。

わたしが心斎橋に行く事を聞いた知人が、「最近の心斎橋は、海外の観光客の人数がすごく多いよ」と。

まぁでも、今は全国どこでも多いですからね。わたしは「ふーん」程度の反応しかしませんでした。

しかし、久しぶりに訪れた心斎橋の光景を見て、わたしは息をのみました。

 

『ワタシ 国 間違えました?』と(笑)。

 

えぇ、知人が正しかった・・・、想像を絶するほどの外国人観光客だらけで、むしろわたしが、海外に来た日本人状態(笑)。

8割は海外の方だったと思います。

その時、取引先の方も一緒でしたので「いつもこんなに多いのですか?」と聞くと、「いえ、ここまでの人数は稀ですよ」と。

一応説明しておくと、心斎橋には「御堂筋」という大きな通りがあり、これが梅田と難波を繋いでいます。

この御堂筋沿いに、高級ブティックが立ち並んでいるのですが、わたしがその時いたのは、その御堂筋から1本東に入った「心斎橋筋商店街」というところ。

ここはアーケードになっていて、どちらかと言うと、ドラッグストアや小さなショップが並んでいます。

もちろんアーケードですから、歩行者専用なのですが、至る所が観光客だらけです。

 

でも・・・、それにしてもスゴイ。

 

すると暫くして、取引先の方が「あぁ、今は『春節』ですもんね」と。

『春節』といえば、東南アジアの方々にとっては、大連休です。

普段から観光客の方が多い心斎橋に、『春節』に来てしまったワタシ(笑)。

うーん、良い体験をしました。

中国人女性に道を尋ねられる

暫く呆然としていた私達ですが、一応、目的地まで行かなくてはいけません。

 

そこで歩き始めようとした瞬間、中国人(らしき)女性二人が近づいてきました。

 

年齢的には、20代前半くらいでしょうか?

少しモジモジしながら話しかけてくるのですが、わたし、中国語は全く分かりません。

そこで、英語で話しかけてみたのですが、今度は向こうが首を傾げます。

この時、カバンの中にポケトークWがあったのですが、その事をすっかり忘れていました。

何度かやり取りを試みたのですが全然ダメ

すると、その女性がスマホを取り出して何やら入力し始めたのです。

アナタならすぐに理解できますか?

わたしは「あっ、漢字だったら通じるよね」なんて、ホッとして女性の操作を待っていました。

その女性の入力が終わり、わたしがスマホの画面を除くと、そこにはこんな文字が・・・、

 

 

『松本清?』

 

 

わたし、3秒ほど静止しました。えぇ、キッチリ3秒です(笑)。

アナタならこの文字を見て、すぐに理解できるでしょうか?

わたしが最初に思ったのは「えっ?お父さんでも探しているの?」と(笑)。

 

グルグルと頭をフル回転させた後、やっと「あぁ!マツモトキヨシか!」と理解できたのです。

 

人間とは不思議なもので、それと同時にポケトークの存在も思い出すんですよね。

そこでわたしはポケトークWを取り出し、初の中国語会話デビュー。

中国語の翻訳精度

とは言っても、先にも言った通り、わたしは中国語が全く分かりません。

「大丈夫かな?」と思いつつ、まずは『マツモトキヨシ』とポケトークWに話してみると、ポケトークWは、

 

「ソン ベン チン」

 

と、発音。

すると、その女性たちは笑顔で大きく頷きます。

わたしは「あっ、いけるかも」と思い、続けて「あなたは、ドラッグストアに行きたいのですか?」とポケトークWに話すと、

 

「你想去〇〇店〇?」

 

と表示(〇の部分は、ここでは変換できませんでした)。すると女性たちは、更に嬉しそうに頷きます。

 

中国語の翻訳精度も、かなりレベルが高いようです。

 

わたしは「あぁ、ポケトーク買って良かったな」と、改めて思いました。

だって、人の役に立てるんですからね。

最強なのは「大阪の・・・」

じゃあ、という事で、マツモトキヨシに案内したいところですが、わたしも取引先の方も、マツモトキヨシの場所がわかりません。

そこで、近くを通る日本人らしき人に「マツモトキヨシの場所、わかります?」と聞いて回る私達。

しかし、むしろ海外と化してる心斎橋です。日本人を探す方が難しい(笑)。

そこへ丁度、年配の女性が通りかかりました。

 

わたし
すみません。マツモトキヨシの場所ってご存知ですか?
大阪の女性
あぁ、知ってんで。

どないしたん?

わたし
いえ、この中国の方たちが、マツモトキヨシに行きたいそうなんですが、わたし、場所がわからなくて。
大阪の女性
いやっ、アンタ、親切な人やな。

でも、アンタも忙しそうやし、何なら私がその娘ら連れたったんで。

わたし
えっ?良いんですか?
大阪の女性
ええねん、ええねん。

どうせオバちゃん、暇やし。

 

そこでわたしは、その事を中国人女性にポケトークで「この女性が連れてってくれるので、ついて行ってください」と伝えると、二人は嬉しそうにして、私達に頭を下げてくれました。

 

「ほな、行こか」

 

と、大阪の女性は、中国の女性二人を連れて、難波方面へと歩いていきます。

わたしは「あぁ、やっぱり大阪の人って親切だよな~」と、感動しました。

それと同時に、中国の女性に、日本語で普通に話しかけてる姿が印象的でした(笑)。

うーん・・・、もしかしてポケトークより最強なのは、「大阪のオ〇ちゃん」なのかも(笑)。

まとめ

今回の話は、ポケトークWの活躍よりも、大阪の女性の活躍が際立っていました。

こういった話を他の地域の人に話すと、

 

「えっ?そんないい話ってある?作り話じゃないの?」

 

なんて言われることが、たまにあります。

いえ、大阪の人って本当に親切なんです。道に迷って目的地まで連れてってくれるのは、関東では珍しいですが、大阪では当たり前。

海外の人が、ドラッグストアが好きなのはわかりますが、実は、こういった大阪の雰囲気が好まれている事も、最近の日本人気の原因かもしれませんね。