こんにちは、ロッソです。
先日わたしは、数年ぶりに「リッツ・カールトン東京」に宿泊してきました。
このブログ内でも何度かお伝えしていますが、基本的にわたし、「帝国ホテル」以外に宿泊する事ってあまりないんですよね。
しかし、今回はとある方からの「ご招待」という事で、まぁお断りするのもなんですから、ご厚意に甘えさせていただきました。
という事でこの記事では、その時のちょっとしたお話をお伝えしようかと思います。また、この時に乗車させていただいたタクシー運転手さんとの会話も面白かったので、それも併せてお話ししようかと。
目次
リッツ・カールトン東京では、笑える思い出がある
と、その前に、わたしはリッツ・カールトン東京において、笑えるエピソードがありますので、まずはそのお話からしておきましょうか。
リッツ・カールトン東京が開業したのは、確か2007年ごろだったと思いますが、開業当初は気にはなってはいるものの、なかなか宿泊する機会に恵まれませんでした。
で、開業から数年たったある日、家族で「せっかくだから一度は行ってみようか」という事で、初めて宿泊する事になったのです。もう、10年くらい前のお話ですね。
赤坂にある事は分かっていたのですが、正確な場所も分かりませんから、とりあえずタクシーで向かったわたし。
タクシーに乗り込んで「リッツまでお願いします」というと、運転手さんが「赤坂ですね?」というので「多分そうだと思います」と答えたのを覚えています。
で、運転手さんが「到着しましたよ」というので、お金を支払って降りたのは良いのですが、どこにもホテルのエントランスらしきものが見えないんですよね。
何か、ただのオフィスビルみたいなところといった感じで、不安になってキョロキョロしているわたし達。
すると、そのビルの守衛さんみたいな人が近づいてきてこう言われました。


いや~ここ、「赤坂ビッツ」ですけど・・・。
うーん、まさかのビッツ違い(笑)。
タクシーの運転手さんからすれば、「赤坂」で「リッツ」なんて聞くと「赤坂ビッツ」ってなるんでしょうね。もう、家族で大笑い(笑)。
関西の方ならご存じかと思いますが、リッツ・カールトンって、日本では大阪の方が開業が早かったんですよね。
で、恐らく、大阪の人の多くがリッツ・カールトンの事を「リッツ」と表現するかと思います。
わたしは既に、大阪のリッツ・カールトンには何度か訪問していたので、ご多分に漏れず「リッツ」と言っていました。
大阪にお住まいの方、東京に来たらちゃんと「リッツ・カールトン東京まで」と言わないと、わたしのように赤坂ビッツに連れていかれるかもしれませんよ(笑)。
久しぶりに行くと、結構色々変わってた

今回リッツ・カールトン東京に宿泊するのは2~3年ぶりになるのですが、前回に比べて結構色々と変わっていました。
例えば、昔の喫煙ルームって地下駐車場のところにあったのですが、現在ではエントランスに入ってすぐのところに移設されていたり。
あとは一番驚いたのが、宿泊客の年齢層が若い方ばかりだったことかもしれません。
わたしは基本的に、ホテルで朝食を頂くことは少ないんですが、今回は珍しく早起きをしてモーニングを頂くことに。
すると、そこにいた宿泊客のほとんどが、20代くらいの方達ばかりなんですよね。中には、大学生くらいのカップルなんかもいたりして、「いや~、今の若い人ってお金持ってるんだなぁ~」と感心しました。
それを後で知人たちに話すと、「いやロッソさん。それ多分、Go Toキャンペーンの影響じゃないかな」なんて言われたんですね。
確かに言われてみればそうなのかもしれませんね。ただ、いくら補助が出るにしても、20代前半くらいでリッツ・カールトンに宿泊できるなんて凄いなと。
その頃の自分を思い返すと、とてもリッツに泊まろうなんて考えなかったと思います。
一見、親切に見えて、お節介なサービスもある

で、その日の夕食はホテルの外でとる事になっていましたから、とりあえず先にチェックインを済ませておくことに。ちなみに上の写真は、宿泊ルームから撮影したものです。
フロントで受付をすると、スタッフの方がこんな事を言ってきました。

これを聞いたわたし、心の中で「あぁ、外資ホテルらしい言い回しだな」と(笑)。
まぁ、今回は自分でお金を支払っている訳ではありませんから、「せっかくの有難いお誘いですが、今回はご招待を頂いておりますので」と、丁重にお断りさせていただきました。
その時、ふと横に目をやると、20代くらいのカップルがチェックインの手続きをしていました。
やはり同じように「お客様、スイートルームが・・・」と提案されていたのですが、その彼氏の方は何とも言えない困った顔をしていたのです。
これを見てわたし「・・・あぁ、分かる分かる」と。
いや、この彼氏がどんな想いだったのかは分かりませんよ。
わたしの勝手な想像ですが、例えば今回、彼女さんの誕生日に奮発してリッツ・カールトンに宿泊したとします。
安くても1泊5万円くらいはするでしょうから、若い人からすればかなり頑張ってますよね。しかも、食事だって5万円くらいはするでしょうし、誕生日プレゼントだってそれなりにします。
彼の中で、やっぱり予算の上限ってあると思うんですよね。
そこに、スイートルームでプラス5万円ですか?いや、そりゃ困りますよ。
しかも彼女の手前、男だったらやっぱりカッコつけたいと思いますよね。彼女が横にいて「いや、結構です」って、なかなか言えないと思います。
ホテルマンの皆さん。あれ、「サービスに見せかけた、単なる押し売り」ですから、やめたほうが良いと思いますよ。
いえ、もちろん、このサービスを嬉しいと感じる人もいるんだと思います。別に良いとか悪いとかの問題ではなく、「そういった考え方もあるんだよ」というお話で。
また、これはリッツ・カールトンに限ったお話ではなく、他のホテルでも普通にあります。社内規定なんかもあるんでしょうが、出来れば相手を見ながら柔軟な対応をして頂ければなと。
まぁ、勝手にわたしが妄想しているだけかもしれませんが(笑)。
タクシー運転手さんとの面白い会話

チェックインも終わり荷物を部屋に置くと、早速わたしは予約しておいたレストランへと向かいました。
そこでの食事も終わり、タクシーを拾って「リッツ・カールトン東京までお願いします」と、正確に告げるわたし(笑)。
その際のタクシー運転手さんとの会話が面白かったので、ここで少しだけご紹介しておきます。

いや~、お金持ちなんですね~。

今回は招待されただけですから、自分でお金を払っていませんし。

ところで、我々の業界では「リッツは5つ星」「コンラッドは4つ星」なんて言われてるんですけど、実際にやっぱり、リッツの方が上なんですかねぇ~?

まぁ、上とか下とかは分かりませんけど、どちらも素晴らしいホテルだと思いますよ。ただ、それぞれ特徴はあると思いますけど。

ここまで話して「いや、かなりグイグイくるな」と(笑)。
まぁ、例えばわたしが「コンラッドは部屋からの景色が良いんですけど、ベッドが高すぎて、あれ、落ちたら間違いなく骨折しますよ」なんて言うと、ケタケタケタと楽しそうに笑ってくれました(笑)。
そしたらこの運転手さん。話の流れでこんな事を尋ねてきました。

〇〇〇ホテルってどう思われますか?

うーん、そうですねぇ~。個人的には自分でお金を払ってまで宿泊したいとは思いませんね。


するとこの運転手さん、「しまったぁ~」って顔をするんですね。えぇ、バックミラーではっきりと見えました。
素直で正直な方だなと(笑)。
暫くすると諦めたかのように、〇〇〇ホテルでの出来事を話してくれました。

それぞれのホテルごとに特徴とかルールがあるんですが、ある程度は仕方ないと受け入れる事って多いんです。
でも、〇〇〇ホテルは何というか・・・、スタッフさんの我々に対する態度が・・・。




本当はどこのホテルと書きたいところですが、それではただの悪口になってしまいますし、営業妨害にもなりますからここでは控えておきます。
ただわたし、この手の話を聞くと、どうしても火がついてしまうんですよね。
なんだか最近の記事は、怒ってばかりのような気もしますが・・・(笑)。
まぁともかく、タクシー業界ではこのホテルの態度の悪さは有名なんだそうです。
なんでしょうねぇ~・・・、ホスピタリティとか何とか言う前に、「人としての生き方」ってあるんじゃないかと。
ホテル側からしても、タクシー運転手さんがいてくれるお陰で、お客様を運んできてもらえる訳ですから、お互い「持ちつ持たれつ」の関係じゃないかと思います。
それを「うちのホテルで稼げるんだから、言う事聞けよ」みたいな上から目線の態度では、だれからも嫌われますし、それって宿泊客も感じ取りますからね。
新型ウイルスで宿泊業界は壊滅的なダメージを受けたんですから、こんな時こそ、そういった基本的な事に目を向けるべきだと思うんですがねぇ~・・・。
まとめ
この運転手さん、リッツ・カールトンでわたしを下すとき「いや、今日はお客さんと出会えて良かったです」なんて言ってくれました。
いやいや、わたしからすれば、ただ勝手に怒ってただけなんですが(笑)。
まぁ、そう言って頂けるのはありがたいなと。
ちなみに、この運転手さんにも「帝国ホテル、良いですよ~」と勝手に宣伝しているわたし(笑)。
えぇ、わたしは帝国ホテルの関係者でもなんでもありませんが、何処に行っても帝国ホテルを推しています。
ちなみに、わたしが帝国ホテルの素晴らしさを熱く語っている記事がこちら(笑)。