こんにちは、ロッソです。
ここ最近、かなり仕事が忙しかった事もあり、知人からのお誘いもお断りしている状態でした。
で、「あぁ、やっと落ち着いたなぁ~」という頃、それを見計らったかのように、一本の電話が。
「ねぇロッソさん、今、暇じゃない?」
この電話の主、何度かこのブログに登場しているAさんという女性。
そこそこご年配で、自分で事業をしているかなり裕福な方です。
まぁ、かなりブッ飛んでいる方ではありますが・・・。
そこでわたし、
「暇・・・ではないですけど、少しなら時間取れますよ」
と返したら、すかさず「今から車買いにディーラー行くから、ちょっと付いてきてよ」と。
・・・うーん、いつもこの方、断れないような言い方するんです(笑)。
まぁ仕方がありませんので、とりあえずAさんのお買い物についていくことになったので、今日はその時の内容をお伝えしようかと。
ちなみに、Aさんはこのブログの存在を知りません(笑)。
目次
Aさんの新車は、国産のコンパクトタイプ
実はこのAさん、わたしのギブリを見て「気に入った」との理由から、あっという間に自分もギブリを購入したというお方。
また、高級輸入車を何台も乗り継いでいますから、今回も輸入車を購入するものだとばかり思っていました。
しかし、今回の待ち合わせ場所が「国産ディーラー」でしたので、わたしとしては少し驚きで。
そこで待ち合わせ場所に着いた後、Aさんに尋ねてみました。



ただ、ギブリって大きいでしょ?だからどの道、コンパクトカーが欲しいなって思ってたのよ。
まぁ確かにギブリを持つと、ボディーの大きさの関係上、セカンドカーとしてコンパクトな車が欲しくなるのはわかります。
また、今回は仕事用の車を買うのだとか。
Aさんとしては、「どうせ買うなら、お付き合いを優先」したという事でしょうね。
何故わたしを呼んだのか?
ここで一つ疑問が。
それが「何故、わたしを呼んだのか?」という事(笑)。
ご主人の仕事絡みだったら、ご主人と一緒に来ればいいのに・・・。

だったら、ご主人と来るべきだったんじゃ・・・。

主人は今、海外に行ってるのよ。
この方、ストレートに言わないと理解してくれないんです(笑)。

つまり、「何故わたし」なんでしょうか?

それに主人が、「お前ひとりだと不安だから、ロッソさんにでも付いて行ってもらえ」って言うから仕方ないでしょ。
・・・なるほど、ご指名ですか(笑)。
まぁ、Aさんのご主人にもお世話になっているので、仕方がありませんよね。
ただ、ご主人の中で、わたしがAさんの「お世話係」みたいになっているのが、ちょっとイヤだなと(笑)。
以前、Aさんのご主人に「ロッソさんは、ウチの家内の扱いが上手いなぁ~」なんて事を言われたのを思い出しました。
契約関係書類の確認
で、まぁ仕方がありませんから、そのままディーラーの店内へと入る事に。
Aさんによると、わたしに課せられた使命は、「契約関係書類の確認」だそうです。
「それくらいなら」という事で、さっそく書類を確認する事に。
しかし、ディーラーのスタッフからしたら、見ず知らずの人間がやってきて、書類を確認するんですから、ちょっと不安になりますよね。
そこでこんな事を尋ねてきました。

こちらの方、Aさまのお子様でらっしゃいますか?

私に、こんな大きい子供がいる訳ないでしょ!

ただ・・・、どういったご関係で?

何だと思ったのよ!
・・・うーん、友人ですか。
友人だったら、もう少し優しく扱ってください(笑)。
まぁ確かに、女性に対して「お子様ですか?」と聞くのは良くないですね。「アナタ、おいくつですか?」と聞いているようなものです(笑)。
とにもかくにも、わたしはそんな話を横目に、ひたすら「注文書」や「保険見積書」などに目を通していました。
ちょっとおかしな項目を発見
そこうしているうちに、なんとなくおかしな項目を発見しました。
ディーラー側からしたら、大した内容ではないでしょうが、ここでいくつかご紹介します。
道路サービス関連費用
まず、「道路関連サービス費用」という項目。
これをAさんに尋ねると、何の説明も受けていないとの事。
たかだか数千円の話ですが、それを聞いた営業マンは、少し動揺し始めました。


お客様が万一事故に遭われた場合に、緊急対応できるサービスです。


それ、JAFなんです。
なんで最初から「JAFです」って説明しないんでしょうか?
謎です(笑)。
もちろん、
ただ、Aさんの保険内容を見ると、緊急対応のサービスも含まれていたので、敢えてJAFに登録する必要もないのかと。
まぁ、営業マンの成績にもかかわるような感じもしたので、Aさんも「そのままで良いわよ」と。
でも正直言えば、ちゃんと説明したほうが誠実ですよね。
この辺から、Aさんは営業マンに対して不信感を持ち始めます(笑)。
登録日と引き渡し日が違う
次に気になったのが、「登録日と引き渡し日が違う」という事。
Aさんは、月初めの引き渡しを希望していたのですが、登録の予定日が、その前月の月末となっていました。
これを指摘すると、さすがにAさんも怒り口調に、


少しでも早い方が宜しいかと思いまして。

何でこんな事になってるの!?
すると営業マンは、みるみる小さくなっていく・・・。
わたし、何だか悪いことしたな~と(笑)。
話を聞けば、要は月末に登録すれば、そのディーラーの決算に間に合うからという事で、勝手に登録日をずらしていたようです。
ちょっと酷いですよね。
しかしこれ、わたしもやられたことがあります。ですから、あまり悪く言うつもりはありませんが、ディーラーからすると、あまり罪悪感もないのかもしれませんね。
さすがにこれについては、Aさんの希望通りの日程に変更しました。
契約関係はよく精査したほうが良い
これ以外にも何点かありましたが、あまり書くのも悪いので、ひとまずこの辺で。
契約を終えてディーラーを出ると、Aさんが「ロッソさんがいてくれて、助かったわー」と、本当に喜んでくれました。
まぁわたしとしては、何か巻き込まれた感でいっぱいなんですが・・・(笑)。
今回、Aさんのご主人の仕事絡みでこのディーラーを利用したわけですが、今後も取り引きがあるかは難しいでしょうね。
いくらなんでも、誠実さに欠けるように思います。
ただ、このディーラーに限らず、契約内容をよく説明しない営業マンが結構いるのも事実です。
しかし、それも全て営業マンが悪い訳では無く、消費者としても、もっとよく契約内容を確認すべきだと言えます。
アメリカなどでは、「契約書に書かれていた」と言われれば、それで終わりです。
そこまでドライになる必要もないとは思いますが、後で「言った、言わない」の論争を避けるためには、こちら側もちゃんと質問すべきですよね。
まとめ
数年前、とある若手弁護士と話していると、「契約書作成案件は儲かる」などと言っていました。
特に、金融機関のローン契約書作成となると、数千万円以上の報酬となるようです。
確かに、クレジットカードやキャッシュカードなどが送られてくると、膨大な文字数の契約書面がセットで送られてきますよね。
わたしいつも、「これ、ちゃんと読んでいる人、本当にいるの?」と思います(笑)。
企業を守るための契約書なんでしょうが、実は「読むのを諦めさせるため」の契約書に思えて仕方がありません(笑)。
まぁ今後、日本もアメリカ並みとまではいきませんが、契約書は重要になっていくでしょうね。
面倒くさいかもしれませんが、我々も、ちゃんと読む癖をつけて、自己防衛していかなくてはならないかと。