車の販売台数から「経済」というものを考えてみる

日々のこと

こんにちは、ロッソです。

連日の騒動の中、各自動車ブランドとも、世界各地の工場の操業停止へ踏み切っているようですね。

これはマセラティも同様で、今年(2020年)は昨年よりも更に新車登録台数が減る事でしょう。

実際、今年の1月から3月までの日本国内におけるマセラティの新車登録台数は221台と、前年比74.4%となっています。

現時点でこれですから、今後は更に悪化するんでしょう。

 

・・・うーん、暗い。

 

世間は暗くとも、せめて自分の周りだけでも明るくしたいという事で、今回は少し前向きな話をしてみたいなと。

で、せっかくですから、この自動車の販売台数(登録台数)から経済を見る方法なんかについて考えてみたいと思います。

人気のあるメーカーは、不景気など関係ない

まず、今回改めて思ったのですが、そもそも人気のある自動車ブランドというのは、世界的に景気が低迷してもあまり関係ないんだなと。

その代表的なブランドと言えば、フェラーリポルシェでしょう。

実際、2020年1月~3月までの日本国内における両社の新車登録台数はかなり好調で、フェラーリが登録台数308台で前年比157.1%、ポルシェが2,012台で前年比133.2%ですから、「どこ吹く風」といったところ。

 

うーん、このままいくと、マセラティはフェラーリにまで年間登録台数で負けてしまうと。

 

ですから、「ウイルスが流行したから業績が落ちた」とか、「不景気だから売れない」なんてのはあまり関係ないんですよね。

もちろん、3月までに販売された車に関しては、数ヶ月前からの予約車が納車されただけですから、今後はどうなるか分かりません。

ただし、人間の「欲しいという欲求」は、溜めれば溜めるほど膨らんでいくものですから、工場が正常に稼働し始めれば、こうした人気メーカーの販売台数は一気に増えていく可能性が高いといえますよね。

人気メーカーは新車で買うのがお得?

という事は、こうした人気メーカーの車は「新車で購入する方がお得だ」という事が見えてきます。

何故なら、不景気でも購入希望者が殺到するのですから、中古市場に流れても値落ち率が低いという事に繋がるからです。

 

要は、「リセールバリューが高い」という事。

 

実際、フェラーリなんかは、中古車市場でも高い金額で販売されていますよね。

とは言え、これは車種にもよりますから注意は必要となります。

ポルシェなどは、結構頻繁に新型を発表しますから(仕様の変更を含め)、この辺はよく考えなくてはいけません。

では現状、前年より新車登録台数が増えているメーカーを探してみると、以下のメーカーが挙がってきます。

 

  • Jeep(ジープ) 前年比132.9%
  • ポルシェ    前年比133.2%
  • フェラーリ   前年比157.1%
  • ランボルギーニ 前年比138.1%

 

この他にもアウディ(前年比120.7%)もありますが、アウディはそもそも2019年度の販売台数が少なすぎたので、リセールバリューを考える上では、あまり意味が無いでしょう。

要は、「毎年人気が上昇」していて、「不景気でも販売台数があまり衰えない」というところがポイントになるかと思います。

ただししつこいようですが、あくまでも「車種による」ところが大きいですから、その辺はよく考えましょう。

特にジープなどは人気車種とそうでない車種の差が大きいため、車種の選択次第では、「中古車で購入しとけばよかった」なんて事にもなるかもしれません。

不景気の時こそ、企業の本当の実力が分かる

逆に言えば、こうした急激な経済的危機が襲ってくると、常時よりその企業の本質が見えやすくなるんですね。

これまで、一見すると業績好調に見えたメーカーも、この時ばかりは本当の実力を隠せないという事。

で、それがあからさまに出ているのが下記のメーカー。

 

  • ジャガー      前年比34.1%
  • マセラティ     前年比74.4%
  • ベントレー     前年比72.8%
  • アストンマーティン 前年比69.7%
  • マクラーレン    前年比78.8%

 

マセラティも酷いですが、ジャガーは更にひどい。だって、現状で昨年の1/3しか売れていないんですからね。

また、ベントレー、アストンマーティン、マクラーレンなどはここ数年好調でしたが、化けの皮がはがれたといったところでしょうか。

こうしてみると、景気が良い時は見えてきませんが、こうした不況になるとその企業の本当の実力というものが見えてきますよね。

景気が良いとか悪いとか、マスコミの意見に振り回されていると、こうした事の本質というのが見えてこなくなってしまいます。

ちょっと冷静になれば、「あぁ、最近人気があるなんて言っていたけど、言うほど人気でも無かったんだな」という事が分かりますから、考えようによってはこうした不景気というのは、企業の本当の実力を測る絶好のタイミングだとも言えます。

不人気メーカーは、中古車市場で購入?

という事は、こうした不人気メーカーの車というのは、中古車市場で購入したほうがお得だという事ですね。

 

えぇ、あまり言いたくはありませんが、マセラティもそういう事かと(笑)。

 

ジャガーなんかも、中古で購入したほうがお得なんだと思います。

ただし、ベントレー、アストンマーティン、マクラーレンは個人的にはやめておいた方が良いんじゃないかと。

というのも、以前の記事「マセラティの中古車を検索する際、押さえておきたいポイント」でもお伝えしましたが、こういったハイクラスの車というのはどれも馬力があり、前オーナーの運転グセが染みついている可能性が高いんです。

ただでさえ扱いにくい車なのに、運転グセが残っていれば更に扱いにくくなって危険性が高まると。

まぁ、この辺は人それぞれの判断になるかと思いますが、わたし的にはあまりお勧めしません。

もちろん、「いや、マセラティやジャガーでも馬力はあるじゃないか」なんて言う人もいると思いますよ。

しかし、余程の事が無い限り、マセラティ、ジャガークラスではそこまで心配する必要もないと思います。

まぁ、目安としては、新車価格で2,000万円を超えているか超えていないかが、判断の分かれ目になるかと思います。

まとめ

このように、経済的危機というのは悪い面ばかりあるわけではないんですよね。

不安ばかりに目を向けず、違った側面を観る事で、今回のように経済の本質の一部などが見えてきたりします。

そこで、自分自身の会社にも目を向けてみると、意外と「あぁ、今は売り上げが下がっているかもしれないけど、騒動が落ち着けば大丈夫そうだな」なんて思うかもしれません。

または、「あぁ、フェラーリやポルシェのように、こんな状況でも売れる会社ってあるんだな。いい機会だから、自分たちの事業も見直してみよう」なんて風に考える事も。

 

「ふんっ、お気楽だね」なんて言う人もいるかもしれませんね。

 

しかし、「ピンチはチャンス」なんて言葉もあるように、こういった状況でどう考え、どう行動するかで人の価値って決まってくるんじゃないでしょうか。

まぁ、わたしなんかが言うのも生意気かもしれませんが、多少の参考にでもなれば。