車づくりと国民性

モノの見抜き方

こんにちは、ロッソです。

現在、世界には様々な自動車メーカーがありますが、それぞれの特性というのは、そのメーカーの本社が置かれている国ごとに似通っているように思いませんか?

自動車産業が活発な国と言えば、日本、アメリカ、ドイツ、イタリアがメインであり、それぞれの国ごとに数社の自動車メーカーが存在します。

 

で、その国の国民性が、それぞれのメーカーに少なからず影響を与えているんじゃないかと。

 

そこで今回、その国の国民性が各自動車メーカーに対し、どのような影響を与えているのかなどについて考えてみようと思います。

沈没船ジョーク

まず、その国の国民性を皮肉った「沈没船ジョーク」について。

これ、昔からありますから、多くの方がご存知かと思います。

今にも沈没しそうな船があり、その船長が乗客に「海へ飛び込んでください」と促すのですが、その乗客の国籍ごとに投げかける言葉が違うというお話。

その内容がこちら。

 

  • アメリカ人に対して「今、飛び込めば、あなたはヒーローになれますよ」
  • ドイツ人に対して「飛び込むのは規則ですから、飛び込んでください」
  • イタリア人に対して「海の中には美女がいますよ」
  • 日本人に対して「もう、皆さん飛び込みましたよ」

 

うーん、分かりやすい(笑)。

これ以外にも、フランス人に対して「飛び込まないでください」なんてのもあります。確かに、フランス人は天邪鬼というか、逆の事をやりたがる傾向がありますよね。

まぁ、簡単に言えばアメリカ人は「雑」で、ドイツ人は「ルール重視」、イタリア人は「ナンパが大好き」で、日本人は「集団意識が強い」と言ったところでしょう。

アメリカ人に関しては、「ヒーローになりたい」というのを「雑」に結び付けるのは少々強引かもしれませんが、なんとなく気持ちは伝わるんじゃないかと(笑)。

もちろん全員には当てはまりませんが、確かにこうした傾向ってありますよね。

アメリカ人の国民性と車づくり

それではまず、アメリカ人の国民性と車づくりについてから考えてみましょう。

アメリカの自動車メーカーといえば、GM、フォード、クライスラーが有名ですね。まぁ、クライスラーは現在、イタリアのFCA傘下になってしまいましたが。

で、この3社がいわゆる「アメ車」と呼ばれていますが、確かに似たような車が多いと思います。

先ほどの「沈没船ジョーク」で、「アメリカ人は雑」とお伝えしましたが、個人的に確かにアメ車の作りは雑だなぁ~と感じる事も。

いや、アメ車好きの人に言っておきますが、特に他意はないんですよ。

 

ただ何と言うか、「とにかく大きかったら良い」とか「排気量?そりゃデカい方がいいっしょ」とか「CO2削減?それって必要?」みたいなイメージがあるような(笑)。

 

いや、悪意もないんですよ(笑)。

まぁこの辺が、アメリカ人の国民性がよく出ているのかなと。

また、高級車であってもシートの作りはちょっと雑なイメージがあります。特に革製品となれば、イタリア車に比べると一目瞭然だと思います。

ドイツ人の国民性と車づくり

そしてお次が、ドイツ人の国民性と車づくりについて。

ドイツ車と言えば、メルセデス、BMW、アウディ、VW、ポルシェと数多くの有名ブランドが存在します。

先ほどの「沈没船ジョーク」でいうと、「ドイツ人はルール重視」となりますが、近年の排ガス不正により、かなり叩かれていましたよね。

 

ルール重視なだけに、不正をすると国民総出で叩きにかかります。特に今回の問題は、環境に影響を与えますから、どの国よりも環境重視のドイツ人からすると、どうしても許せない問題。

 

この点、アメリカ人とは大きく異なります。

また、ドイツ人全般において、「職人気質」な傾向がありますから、自分がこうと決めたら他人の意見に耳を貸さない特徴があります。これ、ドイツ人と仕事をした事がある人ならよく分かるでしょう。

例えば、「高級車なんだから、もっとシートのバリエーションを増やしたら良いのに」なんて思っても、「いや、これで良いんだ」と全く引かない。

この点、イタリア人のような柔軟性は乏しいですね。

また、合理性を追求する傾向もありますから、「どうも、最近のドイツ車はプラスチック感がハンパないな」と思うのも、ドイツ人の国民性が影響しているのかもしれません。

ただし、合理性を追求して原価を減らしても、本体価格はそのままですから、その点、日本人よりは商売上手だと言えるでしょう。

イタリア人の国民性と車づくり

そして次が、イタリア人の国民性と車づくりについて。

イタリアの代表的な車と言えば、フェラーリ、ランボルギーニ、そしてマセラティでしょう。

沈没船ジョークで、「イタリア人はナンパが大好き」とお伝えしていますが、まぁ良いほうに捉えるならば、「美しいものが好き」とも考える事が出来ます。

 

ですから、イタリア車の「色使い」というのは特徴的ですよね。

 

特に、ボディカラーやシートカラーなどは、他の国の自動車メーカーにはない魅力があります。

これは、宝石の「ブルガリ」や、洋服の「ドルチェ&ガッバーナ」「フェンディ」などにも表れていると言えます。

イタリア人は全般的に、華やかなものを好む傾向があるのでしょう。

また、革製品へのこだわりも強く、この辺も他の国には真似できない技術力があります。

ただし、機械製品においてはあまり得意でなく、「困ったら、ドイツ人に任せよう」なんて考えているとか、いないとか(笑)。

日本人の国民性と車づくり

そして最後が、日本人の国民性と車づくりについて。

意外と日本に暮らしていると、「集団意識が強い?そうかなぁ~?」なんて考えてしまいますが、海外に行くと「確かに言えてるな」と思う事があります。

 

アメリカもイタリアも「個性」というものを重要視しますが、日本で個性を出すと浮いてしまいますよね。

 

この点、ドイツも似たような傾向があります。

だからドイツ車も日本車も、似たような形になるのかもしれませんね。

日本人からすると、「最近の日本車は、どれも似たような車ばかりだな」と思うかもしれませんが、自動車メーカーからすれば、「だって、そうしないと日本じゃ売れないから」というジレンマがあるのかもしれません。

また日本人は、「良いものを安く」というのが当たり前の感覚となっています。それはそれで良いと思うのですが、企業からすると、それではいつまで経っても利益が増えません。

利益が増えないという事は、従業員の給料も上がらない訳で。

まぁ、ここで社会的問題を論じるつもりもありませんが、こうした日本人の国民性が、各メーカーの車づくりに影響を与えている事は間違いないでしょう。

「個性を出せば売れない」「良いものなのに、価格を上げると売れない」と。

その割に、ブランド品のバッグにはお金をかけるのですから、わたしも含め、何とも難しい民族なのかもしれませんね(笑)。

まとめ

今回、それぞれの国の国民性と車づくりの違いについてお伝えしましたが、どこの国が優れているという事を言いたいわけではなく、ただ単純に多様性があって楽しいですよねと。

また、あくまでもわたしの意見ですから、参考程度にして頂ければ。

 

ただ、これまで国籍の異なる人々とお会いしてきて思う事は、あながち「沈没船ジョーク」は的外れでもないかなと。

 

イギリス人に対し、「ここで飛び込んだら、紳士的ですよ」なんて言うのも笑えます(笑)。