こんにちは、ロッソです。
ここ数年、「読書離れ」なんて話をよく耳にしますが、皆さんは読書、されていますか?
「面白い本が少なくなった」なんて言ってしまえばそれまでですが、出来ればそんな時代だからこそ読書をしたほうが良いとわたしは考えています。
更に言うと、「社会人ほど読書をしたほうが良い」というのがわたしの本音。
これまでわたし、色んな人に「読書をすると良いですよ」とお伝えしてきましたが、中には「そんな時間がない」とか、「読書のどこが良いの?」なんて事を言う人も。
まぁ、考え方は人それぞれですから、もちろん強要するつもりはありませんが、読書をする事で「お得な事」ってたくさんあるんです。
ですから、この記事の題名に「読書をすべき」なんて書いていますが、本当は「お得なんですよ」という話。
そこで今回の記事は、読書をする事でどういったお得なことがあるのかなどについてお伝えしようかと思います。
目次
成功者で読書をしない人を見た事が無い
これまでわたし、色んな成功者の方にお会いしてきましたが、その全ての方が、かなりの読書家でした。
いえむしろ、「読書もせずに成功している人を見た事が無い」と言った方が正しいかもしれません。
ですから、「私、読書が趣味なんです」という人にお会いすると、仮に現在成功者とまで言えなくても、「将来的に成功する人なんだな」という風に思って見ています。
ここで、面白い話をひとつ。
先日、わたしの知人の子供さんで、現在大学生の息子さんがこんな事をわたしに言ってきました。
そこでわたし、こう答えました。

読書をするのが一番だと思いますよ。



ご存知の方も多いと思いますが、このカーネギーの「人を動かす」という本。かなりの名著として有名です。
素晴らしい内容なのですが、難しいと感じる人も多く、途中で読むことを諦める人もいるようです。
正直わたし、「20代前半の時、自分だったら難しくて理解できなかっただろうなぁ~」と思ったのですが、良い本ですからとりあえず勧めてみる事に。
すると1週間後、そのお子さんから連絡があったのです。

「人を動かす」を読み終わりましたけど、あんなに素晴らしい本は初めてです。本当に勉強になりました。
わたしこれを聞いて、「いや、スゲーな」と(笑)。
1週間で、あれ、読みきるんですか。
更にこの彼、こんな事まで言ってきたのです。

うん、間違いなく君は成功します(笑)。
良い本に文句言う人間は成功しない

これまでわたし、特に若い人に対して「人を動かす」を勧めてきましたが、これほどの反応は初めてでした。
大抵、「難しすぎます」とか、「どこが良いのか分からない」なんて感想が返ってきたものですから、正直驚きというか(笑)。
ひどい時なんかは「著者のこういった考え方は違うと思う」なんて事を言う人もいました。
しかし、この「人を動かす」という本、多くの成功者の方が愛読書とされていて、皆さん「こんな素晴らしい本は、なかなか無いよね」と話されます。
という事は逆に考えると、その「成功者が素晴らしいという本」に対して文句ばかり言う人って、成功できないという風に捉える事も出来ます。
いえ、良いんですよ。「そもそも成功を求めていない」という人もいるでしょうからね。
しかし、「今よりも少しでも良くなりたい」とか、「成功したい」と考えているなら、こうした本を黙って読んでみるのも良いんじゃないかと。
もちろん、全ての成功者が「人を動かす」を絶賛している訳ではありませんから、「これを読んで感動すれば、必ず成功する」とはなりませんが、なぜこの本が評価される事について考える事で、成功者の考え方というものが掴めるとは思います。
ですから、冒頭の知人のお子さんは、成功する可能性が極めて高いという事かと。
「社会人ほど読書をしない」だからこそチャンス

冒頭で「読書離れがすすんでいる」とお伝えしましたが、社会人は更にその傾向が強まります。
通勤電車で周りを見渡せば分かりますよね。ほとんどの人がゲームかLINEしかしてないですから(笑)。
で、そんな時代だからこそ、自分だけ読書をする事で、周りと差をつけられるとは思いませんか?
「人もやっていないからやらない」のではなく、「人がやっていないからこそやる」からこそ特別な存在になれるのかなと。
もうね、50代、60代の上司だって、ほとんど読書なんかしてませんよ。
そこで若手の社員が、司馬遼太郎の本でも読んでたら、「えっ、お前、何読んでんの?」となり、「司馬遼太郎の坂の上の雲です」なんて言えば、「いや、スゲーな」ってなります(笑)。
いや、ホントですよ。それだけで特別な存在。
もしかしたら、ボーナスも上がるかもしれない(笑)。
いえ、もちろん、本の内容も理解して仕事に役立てる事が大切ですよ。しかし今の世の中、それだけ読書をする人間が希少になっているという事です。
ではここで、少し面白い話をご紹介しましょう。
偏差値が高くても、卒業したら勉強しない

以前わたし、とある弁護士とカフェで待ち合わせをしていました。
基本的にわたしは、約束の時間より早く到着するようにしていますので、待っている間に読むための本をいつも持ち歩いています。
そこに弁護士が到着し、わたしを見るなり一言。

ちなみにその本、なんて題名ですか?


考えただけでも頭が痛くなってきた。
わたし、心の中で「いや、アンタこそ韓非子読めよ」と(笑)。
というのもこの韓非子、中国の古典なのですが、簡単言えば「法律によって国を統治しよう」という考えが書かれたものです。
秦の始皇帝が、この韓非子の考えを取り入れたのは有名ですね。ただ、その後の秦の滅亡を考えれば、問題のある方法なのかもしれませんが。
まぁ要は、「法治国家のはしり」みたいなものですから、「弁護士こそ読めよ」と(笑)。
この弁護士の方、それこそ有名大学を卒業していますから、偏差値はかなりのものです。しかし、本人曰く、「卒業してからは、ほとんど読書をしていない」のだとか(もちろん、仕事に関係する文献などは読むようですが)。
このように、一般的に考えると「弁護士だから頭が良いんだろうな。常に勉強しているんだろうな」なんて考えてしまいますが、意外とこういった「学生時代勉強していた人」というのは、社会人になってからピタッと勉強しなくなることが多いようです。
という事は、学生時代に学力でかなわなかったとしても、向こうは勉強をストップしているのですから、その分こちらが社会に出て勉強する(読書をする)事で、いくらでも追い抜くことが出来るという事です。
まぁ、「うさぎと亀」みたいな話ですが(笑)。
何でも良いから「とにかく読む」

しかしここまで言っても、「でも、良い本がないから」なんて言って、なかなか行動しない人も多いです。
いや良いんですよ。わたしはただ、「これだけお得な事ばかりなのに、やらないなんてもったいない」と考えているだけで。
もちろん、世の中にはどうしようもない本ってたくさんありますよ。わたしだって「金返せ」と思った事が何度ある事か(笑)。
でも、それでも良いからとにかく読んでみる。始めない事には何も変わりませんからね。
今後、わたしも幾つかおススメの本をご紹介しようと思いますが、まずは周りの人に「良い本ありませんか?」と聞いてみるのもひとつでしょう。
まとめ
基本的に読書好きの人って、「良い本ないですか?」と聞かれると、とても喜びます。
えぇもう、興奮しながら「あれと、これと・・・」なんて、ドンドン紹介する(笑)。
特に、あなたの周りに成功者の方がいるのなら、積極的に質問するのも良いでしょう。
こうした方々は、「読書好きな人が多い」という事もそうですが、あまり「良い本ないですか?」と尋ねられることが少ないので、「コイツ、見どころがあるな」と評価してくれるかもしれません。
いえ、「ゴマをすれ」と言ってる訳じゃありませんからね(笑)。