海外に行くと分かる「日本が恵まれている本当の理由」

モノの見抜き方

こんにちは、ロッソです。

これまでわたしは、仕事で海外に行く機会が多々ありましたが、日本に帰ってくるたび「あぁ、やっぱり日本って恵まれてるなぁ~」と感じます。

と言っても、巷で言われているような「日本人最高!」とか、「日本は世界でも優れている」なんて、「日本が一番」的な話をしたいわけではありません。

しかし聞いたところによると、最近では、そういったTV番組などが増えているみたいですね(わたしはTVを観ないのでわかりませんが)。

恐らく(わたしの予想ですが)、そういった番組では「世界の人たちは日本に憧れている」とか、「日本人は親切な人が多い」なんて事を伝えているんでしょう。

 

いやいや、もちろん親切な日本人も多いですが、嫌なヤツもたくさんいるのにねと(笑)。

 

まぁ、話を戻して。

そこで今回、こうした「日本最高」的な話とは別の角度から、わたしなりに考える「日本が恵まれている理由」についてお話してみようかと思います。

目次

海外で、語学はそれほど問題にならない

まず、一般的に「日本が良い」という理由として、「日本人だから、やっぱり日本語が通じる国内が一番だよね」という理由を挙げる人っていますよね。

確かに言いたいことは分かるのですが、実はこれ、海外で生活するとそれほど苦にもなりません。

というのも、片言の英語が話せれば大抵相手は理解してくれますし、また、相手はこちらが日本人だと分かっていますから、我慢強く話を聞こうと努力してくれます。

 

これ、逆の立場になれば分かりますよね。

 

日本で生活していて海外の人が話しかけてきたら、こちらも何とか理解しようと努めるはずです。

世界中、どこへ行っても親切な人って多いですし、また最近はポケトークなどの翻訳機もありますから、実は語学って昔ほど重要じゃなくなってきているんですよね。

このブログ内でも何度かお伝えしていますが、わたしは多少英会話が出来ると言っても、発音は壊滅的ですし(笑)、しかも難しい文法なんて使いません。それでも皆さん理解してくれるのですから、あまり語学に敏感になる必要は無いと思います。

確かに、ヨーロッパなどに行けば英語やドイツ語、フランス語など様々な言葉が飛び交っていますので、日本のような単一民族・単一言語の国家は少ないですが、それでも日本の中学生レベルの英語であれば皆さん理解してくれます。

まぁ、イタリア人は英語が苦手かなぁ~と思う事もありますが(笑)。

ですから、日本語が通じる通じないは、それほど問題ではないのかなと。

本当に実感するのは「2つの理由」

これ以外にも「何処に行ってもご飯が美味しい」とか、「交通機関が時間通り到着する」なんて話も聞きますが、わたしとしては「確かにそうだよね」とは感じても、「恵まれている」とまでは言えないのかなと。

では、何が恵まれているのかというと、それは「水が飲める」という事と、「治安が良い」という二つの理由があるからなんです。

「水が飲める?当たり前だろ?」なんて思う人もいるかもしれませんが、実際に海外に行ってみると、先進国でも水道水が飲めないなんて事、結構あります。

「水が飲める」「治安が良い」なんて、聞いてみたら当たり前の事かもしれませんが、意外と日本に長く暮らしていると、こうした事って当たり前すぎて考えなくなってしまうんですよね。

 

「感謝の反対は当たり前」

 

なんて言葉がありますが、海外から日本に帰ってくるたびに「あぁ、本当だなぁ~」と考えさせられます。

「水道水が飲めるのは当たり前」「治安が良いのは当たり前」って、実は怖い考え方なんですよね。

そのままの考え方で海外に行くと、ほぼ間違いなく痛い想いをすると思います。

それではここで、わたしやわたしの知人が海外で経験した「痛い想い」を少しご紹介してみましょうか。

生水は本当に怖い

まずは、海外の生水は本当に怖いというお話。

例えば、ヨーロッパ諸国やアメリカなどでは「水道水は飲めますよ」なんて情報もありますが、わたし的には「それ、ほんとかよ?」と(笑)。

 

いや、確かに水質基準はちゃんとしているのでしょうが、それは浄水場でのお話。

 

特にヨーロッパなどは古い建物が多いですから、水道管の劣化が激しい事もあります。その場合、管の中の有害物質が含まれてしまい、結果的に「危ない水」となる事もあります。

実際わたしの知人などは、ヨーロッパのとあるホテルでシャワーを浴びただけで、身体中じんましんになった人も(まぁ、この方の場合、敏感肌だったこともありますが)。

しかし、日本国内でこんな事ってまずありませんよね。

日本国内であれば、何処に行ってもこのような心配をする必要がありません。でもこれって、当たり前の事じゃないんですよね。

また、日本であれば土地を買うにしても水道の心配をする事ってほぼありません。

これがアメリカとなれば、まず水が確保できるか検討する必要が出てきます。

このように、いつでも蛇口さえひねれば水道水が飲めて、しかもどこでも水が確保できるのですから、本当に「日本って恵まれているなぁ~」と思います。

日本の治安の良さは価値がある

次が「治安の良さ」について。

この治安についての話をすると、決まって「いや、日本でも怖い場所、いくらでもあるよ」なんて事を言う人が出てきます。

えぇ、そりゃ多少はあると思いますよ。しかし海外とは比べ物になりませんし、しかもここ数年、日本の治安は更によくなってきていると感じます。

例えば以前、喫茶店でコーヒーを飲んでいると、隣りに座っていた人たちが「最近の歌舞伎町ってさ、10年前より治安が良くなったよね」なんて話をしていました。

 

それを聞いたわたし、「いやいや、コマ劇場があった時なんて、もっと怖かったよ」と(笑)。

 

まぁ、あんまり話すと歳がバレそうなのでこの辺にしときますが(笑)。

最近でも警察が「民事不介入」といって動かなかったなどと報道される事がありますが、近年は様々な条例が制定されていますから、昔より警察は動いてくれるようになったと思います。

これ、海外になるともっと酷いんですよ。

そう考えると、警察に対して文句ばかり言わず、「あぁ、海外よりも恵まれてるなぁ~」と感謝しても良いくらいじゃないかと。

ではここで少し、海外の怖い話もしておきましょうか。

フランスでの悲劇

まずは、わたしの知人がフランスで痛い目に合ったお話。

この方、女性なのですが、会社を経営されており中々の成功者。

ショッピング目的で頻繁にフランスに訪問されているので、旅慣れている方だとは思いますが、以前フランスでかなり痛い目にあいました。

彼女はフランスの高級ブティックで買い物した後、何を思ったかホテルに帰るために地下鉄に乗ったそうです(フランスの地下鉄って、結構危ないんですよ)。

 

で、両手に沢山のショッピングバッグを抱えていたそうですが、とある駅に到着し、そこへ降り立つと5~6人の若者に囲まれて、そのショッピングバッグを全て持っていかれたと。

 

ものの数秒の犯行でしたから、彼女は何が起きたのかさえすぐに理解できなかったそうです。

フランスと聞くとオシャレなイメージがありますし、観光名所もたくさんありますので世界中から観光客が押し寄せてきますが、そうした観光客狙いのひったくりって結構多いんです。

特に最近はアジア系が狙われやすいですから、フランスに行く際には十分ご注意を。

タクシーは結構怖い

お次は海外のタクシーのお話。

日本でタクシーに乗っても、ほとんどの場合怖い想いをする事ってありませんが、海外の場合、国によっては注意しなくてはいけない事が多いです。

例えば、ロンドンやニューヨークのタクシーは、許可を取得するのがそもそも難しいですから、それほど怖い事はありませんが、その他の地域は少し気を付けたほうが良いでしょう。

 

わたし、イタリアに行った時、何回もボッタクられそうになっています(笑)。

 

タクシーに乗り込み運転手さんに行き先を告げ、暫くすると何だかへんぴな所を走り始める。

で、運転手さんが「着いたよ」みたいなそぶりをしたので、清算しようとすると通常の10倍くらいの金額をふっかけてきました。

これにはさすがに頭にきて、わたしは英語で抗議したのですが、全く英語が通じないと(笑)。

仕方がありませんから、日本語でワーワー言うと、不思議な事に「分かったよ」みたいな顔をするんですよね。

 

「いや、日本語が通じるんかい」と(笑)。

 

皆さんも、こうした場合、意外と日本語の方が通じるかもしれませんので、一度試してみて下さい(笑)。

まとめ

最近、「日本経済はもうおしまいだ。どんどん衰退して行ってしまう」なんて悲観的な事を言う人がいますが、わたしはそうは思っていません。

 

少なくとも、「安全な水」「安全な治安」がある限り、日本は十分価値があると思います。

 

冒頭でもお伝えしましたが、「日本人は親切な人が多い」などと言う人がいますが、海外にだって親切な人はたくさんいます。

例えば、ドイツで道を尋ねたりすれば、ドイツ人はとても親切ですから目的地まで一緒に行ってくれる事さえあるんですよ。

これ、東京であれば、ほぼありませんよね。

「海外は騙されそうで怖い」なんていう人もいますが、海外で日本人を騙す民族って、圧倒的に日本人が多いですからね。

結局何が言いたいのかというと、民族とか国民性などを色眼鏡で見るのではなく、何処の国にも嫌なヤツはいるし、良い人はいるんですよと。

で、国土や様々な条件から、日本はとても恵まれているという事を言いたいわけで。

ですから、それが当たり前と考えるのではなく有難いことだと捉えれば、もう少し「環境に配慮しよう」とか、「周りの人に感謝しよう」なんて風にお互い思えるんじゃないかと。

まぁ、偉そうに言っていますが、わたし自身、最近改めて考え直しているところです(笑)。