こんにちは、ロッソです。
今回は前回の記事「高速道路の豆知識」に引き続き、最近初めてお会いした「Sさん」のお話をお伝えしようかと思います。
このSさん、元スーパーゼネコンの社員さんだった方なのですが、前回はその当時の経験をもとに、高速道路にまつわる話を聞かせてくれました。
そして今回、高速道路に限らず、建設業界全般についてのお話についても語ってくれたので、その内容についてもお伝えしようかと。
えぇ、このブログ、マセラティについてのブログのはずですが、まぁ面白いのでとりあえず読んでみて下さい(笑)。
目次
建設業のツライ事
現在Sさんはゼネコンを退職され、全く違う業種の会社を経営されていますが、当時を思い出してもらい、「建設業のツライ事」について語ってもらいました。

何しろ「3K」と呼ばれる業種ですからね。ただ個人的には仕事内容は好きでしたよ。


スーパーゼネコンの社員であっても、「キケン、キツイ、汚い」は一緒じゃないですかね(笑)。
設計専門であれば別ですが、現場に出てれば同じですよ。
まぁ何より、世間がそういった目で見てますから。
ここでSさん、「分かり易い事例がありますよ」と言って話し始めました。

で、ある日その工事現場付近の道路上で、その現場の所長と打合せしていたんです。
すると、向こうから幼稚園くらいの息子さんを連れて母親が歩いてくる。
一応、ガードマンさんもいたんですが、ボクと所長もその親子を誘導したんです。そしたらその母親、僕らの前を通り過ぎる時に何て言ったと思いますか?


「〇〇ちゃん。ちゃんと勉強して、こんな風になっちゃいけませんからね」って(笑)。
これを聞いていたわたしの知人、全員引きました。えぇ、一瞬にして静まり返る。
そして次に、徐々にみんな怒り出す。
えぇもう「どこのどいつだ!」なんて言い出す人もいました(笑)。するとSさん、

まぁ、思った事をすぐに口に出す「馬鹿」正直な方だなとは思いましたが(笑)。
それよりこの話、続きがあるんです。聞きたいですか?


「・・・オレ、東大でてるんだけどなぁ~」って(笑)。
これには一同、大爆笑(笑)。
この所長さんには結構キツイ一言だったんでしょうねぇ~。
基本的に、スーパーゼネコンに入社するのであれば、ある程度の学歴は必要となりますし、お給料も高いでしょうから、悔しいですよね。
もちろんSさんも、かなりレベルの高い学校を卒業されています。
Sさんは、やけに建設業界に詳しい

ところで、色々な話をしていくうちに、わたしは素人ながら「Sさんが建設業界全般にかなり詳しいな」と感じるように。
そこで直接本人に聞いてみる事に。

もともと土木系なのに建築系にも詳しいですし、自分が勤務していた会社以外のスーパーゼネコンの内情にも詳しいですよね。
何か理由ってあるんですか?

よくJVの現場とか行ってましたし。


JV(ジェー・ブイ)って言うのは「ジョイント・ベンチャー」の略で、日本語にすると「共同企業体」という意味なんです。
建設現場で「〇〇建設・〇△工業JV」なんて見た事ありませんか?


で、名前のトップにあるのが、いわゆる「幹事会社」となり、業界では「スポンサー企業」なんて言ったりもしますね。
JVの現場となると、サブ企業の社員は、そのスポンサー企業の作業着やヘルメットを着用しなくちゃいけないんですよ。


社風の違いや、学閥ってあるの?



学閥は・・・昔ほど無いと思いますけど、社風の違いはかなりありますよ。


まぁ、スーパーゼネコンで一番特徴的なのは「清水建設」でしょうねぇ~。


普通、建設現場って、朝8時からラジオ体操して、その後朝礼があるんですよ。で、一般的な挨拶は「おはようございます」ですよね?でも、清水建設はここから違う。
挨拶が「オスッ」なんです(笑)。


いや、ディスってる訳じゃないんですよ。個人的には好きです(笑)。
うーん、清水建設。わたしも個人的に好きになりました(笑)。
マンション施工でおススメのゼネコンは?

ここ数年、マンションの建設が活況ですが、数年前の耐震偽装問題などを考えると、わたし達素人からすれば、どのマンションを選んだら安心できるのかわかりませんよね。
そこで、安心して購入できる施工会社についても尋ねてみました。




でも、ここがおススメっていうゼネコンはないかなぁ~・・・。
まぁ、「この設計会社が携わっているマンションなら良いかな」というのはありますよ。


ただ、そもそも日建設計のマンションって少ないですし、あったとしてもかなり高い(笑)。


でも、施主さんから依頼を受けて、統括で設計・監理をするのはこうした設計会社である事が多いんです。
その中でも日建設計は、監理が凄く厳しい。施工業者によっては、日建設計の監理に堪えきれない会社もあるくらいです。
だから施工会社にとっては厳しいけれど、購入する消費者からすれば安心できるという訳です。

今回、これは良い事聞いたなと。
ただ、かなりお値段が高いようですから、お金に余裕のある方だけ試してみて下さい(笑)。
まとめ
これ以外にも面白い話が聞けましたが、ブログに書けない事ばかりですから、今日はこの辺で(笑)。
しかし、いつも思うのですが、こうして全く違う分野で活躍する人の話を聞くと、とても勉強になりますし、視野が広がるように思います。
仲の良い、気の知れた仲間と集まるのも良いですが、たまにはこうして新しい出会いに触れるのも楽しいですね。