大手損保会社が自動車保険料を値上げ

維持費

こんにちは、ロッソです。

先日新聞を読んでいたら、「自動車保険料値上げ」なんて記事がありました。

 

わたし、これを読んで「やっぱりなぁ~」と。

 

以前の記事高級車購入にキツイ『消費税増税』① - どんな影響がある?では、「増税後に値上げしますよ~」なんて事をお伝えしています。

これ、昨年の12月に書いた記事なんですが、見事に当たったなと(笑)。

まぁ、笑いごとでもないんですがね・・・、車の維持費の中で自動車保険は結構ウェイトが大きいです。

そこで今回は、車を所有している人にとって、どんな影響があるのかなどについて考えてみたいと思います。

目次

値上げ開始は2020年1月から

まず、いつからスタートするかという事ですが、2020年の1月からだそうです。

今回の値上げ率としては、平均で現在より3%引き上げるようです。

うーん・・・、今回の消費税増税は8%から10%になるだけなのに、何故3%なんでしょうね~。

 

「便乗して値上げしてるんじゃないの?」

 

なんて思うのはわたしだけでしょうか?(笑)

しかし、損保各社にも言い分があるようです。

値上げの理由

一応お伝えしておきますが、自動車保険を含めた保険関係は、消費税は『非課税』ですから、本来増税によって値上がりするようなものではありません。

ですから、このタイミングでというのは、そもそもおかしい話です。

という前提で、保険会社の意見を聞いてみましょう(笑)。

車の修理費は増税対象だから

まず、「車の修理費は増税対象だから」という理由。

要は、加入者が事故を起こし、それを保険で支払うとなると、今までより損保会社が損しますよと。

これ、わからなくもありませんが、それを見越した上で保険料を設定しているはず。

また、最近の車は安全装置の能力が向上しているので、昔より安くても良いはずなんですが。

これまでずっと値下げしてきたから

ただ、損保会社に言わせると、「最後に値上げしたのは2014年の秋が最後だし、これまで結構頑張ってきましたよ」との事。

しかし消費者側からすると、「もっと頑張ってよ」というのが正直なところ。

また、もっと言うと、「2014年が最後?それ、消費税が8%に上がった時だよね」というのが現実です(笑)。

民法が改正されるから

そして最後の理由が「民法が改正されるから」ということだそうです。

確かに、2020年4月に改正民法が施行され、自動車保険の計算に影響を及ぼすようです。

具体的に言うと、人身事故の保険金額を計算する際、これに使用する法定利率の水準が変更になるのだとか。

まぁ、これに関しては仕方がないのかもしれませんね。

具体的な値上がりの例

ここで、「たかが3%」と考える人もいるかもしれませんね。

それでは、具体的にどれくらい値上がりするのか見てみましょう。

現在、大手損保会社の平均的な自動車保険料は75,000円程度だそうです。

で、今回大手損保会社が値上がり後の保険料を計算すると、その平均が77,300円になるようですね。

その差2,300円ですが、これはあくまでも一般的な数値です。

マセラティに乗っている方にすれば、もっと高くなりますよね~。

対策としては?

自動車保険は必要ですが、出来るだけ費用を抑えたいと誰もが思うはずです。

そこで、現在とり得る対策について、わたしなりに考えてみました。

今年中に切り替える

まずは「今年中に保険を切り替える」という事。

当たり前といえば当たり前ですが、これが一番手っ取り早いですよね。

消費税前にとなると、もう期限も迫っているので厳しいですが、今年中であれば多少安く済ませれます。

また仮に、現在車の買い替えを考えているのなら、10月以降に購入すれば、もちろん車両本体価格は高くつきますが、その他の税金は安くなることもあります。

一応政府としては、増税対策として自動車税などを引き下げる方針ですから、「10月1日の増税までに買い替えは無理」という方でも、12月までに買い替えれば多少費用を抑える事が出来ます。

ネット損保に切り替える

次の対策が「ネット損保に切り替える」という事。

今回、値上げの方針を決めているのは、大手損保だけです。

一応、会社名をお伝えしておきます。

値上げする損保会社
  • 損害保険ジャパン日本興亜
  • 三井住友海上火災保険
  • あいおいニッセイ同和損保保険

決定しているのはこの3社だけですが、現在、「東京海上日動火災保険」も値上げの方向で考えているようです。

 

もう、大手はほぼ値上げすると考えていて間違いないでしょう。

 

で、これに他の損保会社が追随するかが問題となりますが、一部のネット損保はギリギリまで我慢する事があります。

ですから、「わたし、保険の切り替え来年の2月だからどうしよう?」という方は、ネット保険を検討したら良いと思います。

 

ただしここで、一つだけ注意しなくてはいけない事があります。

 

以前の記事マセラティの自動車保険 - おススメは?でもお伝えしましたが、マセラティなどの高額な車を購入する方は、大抵「車両保険」をかけると思いますが、ネット損保ではこれが出来ません。

厳密に言うと、車両保険自体が掛けられないのではなく、「一定以上の金額の車」においては、ネット損保でかけられないという事です。

ですから、高額な車両の購入を検討していて、更に車両保険も検討するとなると、大手損保などで早めの切り替えをするしか方法はなさそうですね。

まとめ

今回、予想通り自動車保険が値上がりしますが、各損保会社は、経営が厳しいのでしょうか?

損保会社といえば、自動車保険が収益の柱だと思いますが、それ以外にも地震対策などの「災害保険」や「火災保険」など様々ありますよね。

ここ数年の災害の多さを考えると、確かに想定外の状況でしょうから、なんとか経営を改善させたいという意図があるのかもしれません。

ただ、車を所有している人間からすれば、少しでも維持費を抑えたいと思うのが本音ですが・・・。