外国人にも愛される街、大阪

日々のこと

こんにちは、ロッソです。

皆さんは「外国人に人気の街」と聞いて、どこを思い浮かべるでしょうか?

まぁ、京都は定番だとして、最近では軽井沢や金沢など、ローカルな地域も人気になっているようです。

 

どの地域も魅力的だと思いますが、個人的に一番人気があるなと感じるのが「大阪」だと思います。

 

このブログ内でも何度かお伝えしていますが、以前わたしは海外に住んでいたこともあり、その時の友人が日本にやって来ることがあります。

で、皆がみんな「ロッソ、日本でおススメの観光スポットを教えてよ」なんて言うので、東京や京都、軽井沢なんかを紹介するのですが、大阪は必ずそのルートに入れるようにしています。

 

すると「オオサカ、サイコー!」と、友人全員が感動して帰っていくと(笑)。

 

そこで今回は、大阪という街が、なぜここまで外国人のハートを鷲掴みにするのかなんて事をお伝えしてみようかと。

まぁ、わたしの友人だけかもしれませんので、あくまでも参考程度に。

目次

外国人が必ず喜ぶ「王道コース」

それではまず最初に、わたしが外国人の友人に紹介して必ず喜ばれる「王道コース」からご紹介したいと思います。

まずは大阪城公園

時間的に余裕があれば、まずは大阪城公園を案内します。

「え~、ベタじゃないの?」なんて思うかもしれませんが、多くの外国人が、あの大きな石垣や立派なお城に感動するんですよ。

 

特にアメリカ人の場合、自国にはあんな歴史的な建物は少ないですから、まぁパシャパシャと写真を撮りまくってます(笑)。

 

また、公園内のあちこちに桜の木がありますから、桜の季節なんかは特におすすめですよね。

天守閣に上ってみるのも良いですし、時間があれば大手門(西側にある門)から入って、グルーっと公園内を歩くだけでも喜ばれます。

これだけで、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

水都大阪を船でクルーズ

そしてお次は、そのまま大阪城公園内にある「大阪城港」までテクテクと歩いていき、水上バスにご案内。

この大阪城港は、位置的に言うと公園の北側となり、大阪城ホールのすぐ近くにあります。

まぁクルーズと言っても、寝屋川を少し運航しているだけなのですが、これも多くの外国人が大絶賛します。

 

「ロッソ、こういうの待ってたよ」なんて(笑)。

 

コースとしては、大阪城港から北浜近辺まで行き、そのままUターンして大阪城港に戻ってくるといった感じです(他にもコースあり)。

時間的には40分程度ですが、またこれも桜の季節なんかは最高ですから、日本人の方でも楽しめると思いますよ。

宿泊と食事は、ホテルニューオータニ大阪で

この頃になると、時間的にも良い感じになってきますから、そのまま大阪城港からホテルニューオータニ大阪へと向かいます。

大阪城港からニューオータニまでは目と鼻の先ですから、アクセスとしても最高です。

まぁ、個人的に言うと、このブログ内でも何度もお伝えしている通り、わたしの大好きな帝国ホテルに案内したいところですが、大阪の帝国ホテルって少しアクセスが悪いんですよねぇ~。

 

大阪のニューオータニは、建物自体が古いので、少し敬遠する人もいるかもしれませんが、何と言ってもホテル内から見える「大阪城のライトアップ」が好評なんですよね。

 

「どこまで行っても大阪城推しだな」なんて言われそうですが(笑)、まぁこれも皆さん喜んでくれるんです。

レストランからも大阪城が見えますし、フレンチや和食はもちろんの事、叙々苑の游玄亭も入っていますから、食事で悩む事も少ないと思います。

特に游玄亭は、スタッフの女性の方が着物を着てらっしゃるので、外国人からするとこれも受けが良いんです(笑)。

宿泊する部屋に関しては、大阪城が見える方角にセッティングするのは当たり前(笑)。

翌日に時間があれば、奈良公園まで

で、翌日に時間があるのであれば、奈良公園までご案内。

まぁ、これだと大阪観光にはならないのですが、大阪城って位置的に東寄り(奈良寄り)にありますから、奈良公園までだったら、高速を使えば車で40分程度で到着します。

あくまで「時間があれば」ですが、外国人を奈良公園に連れていくと、みんな大興奮するんですよね。

 

そう、皆さんもご存じの通り、奈良公園内には数多くの「鹿」がいるから。

 

なんでしょうねぇ~・・・「インスタ映え」って言うんですか?まぁ、パシャパシャと写真を撮りまくってます(笑)。

で、更に時間があれば、「中谷堂」という和菓子屋さんにも連れていきます。

このお店、知っている人もいるかもしれませんね。YouTubeなんかでも見たことがあるかもしれませんが、餅つきで有名なお店なんです。

 

ただの餅つきじゃありませんよ、その名も「高速餅つき」(笑)。

 

ただ、餅つきの時間が決まっていませんから、見れるかどうかは運次第で。

ちなみに、奈良での昼食は、奈良公園近くにある「菊水楼」か、そこに併設されている「うな菊」がおススメです。

個人的に、このうな菊のうなぎはかなり美味しいと思いますよ。

大阪はとにかく、食べ物が旨い

とまぁ、こんな感じで初めて大阪に来た外国人には王道コースを案内するのですが、中には「大阪の食い倒れを経験したい」なんて、変わった事を言う外国人もいるんですね。

食い倒れの経験?・・・ちょっとよく意味が分かりませんが(笑)、とにかく大阪の「うまいもん」を食べさせれば良いのかと(笑)。

まずは大阪の「うどん」

大阪と言えば「粉もん」文化ですから、まずはお好み焼きやたこ焼きを思い浮かべるかもしれませんが、わたしはとりあえず「うどん」から紹介する事にしています。

こう言うと「えっ?うどんって言ったら讃岐うどんでしょ?」なんて事を言う人もいるのですが、個人的に大阪のうどんって、かなり美味しいと思っています。

 

どのお店に行っても味のレベルが高いですし、とにかくダシの味が旨いんですね。

 

関東出身の方には申し訳ないのですが、例えば、初めて食べたうどんが関東だった外国人が「私、うどんを食べたことがあるんだけど、ちょっと苦手で・・・」なんて言っていたのに、大阪のうどんを食べたとたん「うどんって、こんなに美味しいんだ・・・」と驚いていたのには少し笑ってしまいました(笑)。

できれば、大阪人に人気のお店に連れていきたいところですが、中には何というかディープな感じのお店もあるので、人によっては連れていきにくいなんて事もあるかもしれませんね。

そういった場合、中之島にあるリーガロイヤルホテル内に「道頓堀 今井」というお店がありますので、こちらのお店のうどんでも十分喜んでもらえると思います。

ふらっと入った定食屋・居酒屋でも十分美味しい

うどんを食べ終わったら、それこそお好み焼きやたこ焼きを食べてもらえば良いと思いますが、小腹がすいたら、ふらっと入った居酒屋でもかなりレベルが高いのが大阪の素晴らしいところです。

ある時、海外の友人が「日本の居酒屋に行ってみたい」というので、ビジネス街にある居酒屋にふらっと入ってみたのですが、まぁ味のレベルがかなり高いので二人で驚いたのを覚えています。

また、出てくる量もかなり多いので、その知人が「日本でこんなに大量の食事を出すところは初めてだよ」と驚いていました。

 

知人曰く、「京都でランチを食べたことがあるんだけど、あまりの少なさに日本人て少食なんだなぁ~と思った」と(笑)。

 

そこでわたし、「あぁ、京都はそういうお店が多いかもね。でも値段はかなり高いけど」と。

えぇ、京都の皆さんすみません(笑)。

とにかく、大阪の飲食店は「安い、旨い、量が多い」ですから、東京に慣れ親しんでる外国人の方も、一度は行ってみる事をお勧めします。

大阪のデパ地下はパラダイス

で、最後の締めが、大阪のデパ地下です。

東京のデパ地下も楽しいですが、個人的に大阪のデパ地下、特に梅田近辺のデパ地下は最高だと思っています。

何故なら、阪急、阪神、大丸と数多くの百貨店がしのぎを削っているので、どの店舗もレベルが高いんです。

どれも徒歩圏内ですから、あちこち見て回るだけで時間が過ぎてしまいます。

 

このデパ地下を案内すると、多くの外国人が「ワォ・・・、パラダイス」なんて言うんですよ(笑)。

 

特に、阪神百貨店のデパ地下横にある「スナックパーク」は、ほとんどの外国人に大好評。

基本的に、「立ち食い」「立ち飲み」なんですが、うどんはあるしお好み焼きやたこ焼き店もあり、さらにはイカ焼きなんかもあるので、とある友人は「ここだけで何日も過ごせる」なんて言っていました(笑)。

海外にはデパ地下という文化がありませんから、是非一度連れて行ってみて下さい。

大阪は「人」も面白い

食事だけでも魅力的な大阪ですが、大阪の「人」というのも魅力的だと言えます。

海外の人からすると、どうも内気に見える日本人ですが、大阪人の明るさというかフレンドリーさがとても新鮮に感じるようです。

特に大阪の人というのはとても親切で、道に迷っていると必ずと言って良いほど手を差し伸べようとしてくれます。

また、特徴的な人も多く、これまでわたしは外国の友人を案内している時、衝撃的な光景を何度も目にしてきました。

ここでは、その一部をご紹介しましょう。

地下鉄の駅で目撃、〇〇オジサン

まずは、地下鉄の駅で目撃したオジサンの話から。

大阪の方ならご存じかと思いますが、新大阪駅に到着してから乗り換えの出来る地下鉄がありますよね。

で、わたしは友人のチャーリー(仮名)とその地下鉄に乗り、大きめの駅へと到着しました(梅田ではありませんよ)。

するとチャーリー、電車を降りてから暫くすると、茫然として立ち止まってしまったのです。

 

わたし
チャーリー、どうしたの?
チャーリー
ロ、ロッソ、あれ見てよ。

 

わたしがチャーリーの指さす方向を見ると、そこには「セーラー服を着たオジサン」が電車待ちをしていたのです(笑)。

 

わたし
・・・あぁ、あの人か、これまで何度か見たことがあるよ。
チャーリー
てゆーかロッソ、なんでみんな、あのおじさんの事をジロジロ見ないんだい?
わたし
うーん、そうだなぁ~。それが優しさだと思っているからかもね。

まぁそれか、見慣れちゃってるのかもしれない(笑)。

チャーリー
大阪って・・・、ダイバーシティだな。

 

まぁ、ダイバーシティが的確な表現かどうかは置いといて(笑)、このオジサン、奇妙なほどに景色に溶け込んでいました(笑)。

大阪の方なら、何度か見たことがあるかもしれませんね。

大声で歌うオジサン

大阪に到着してすぐに洗礼を受けたチャーリーですが、これだけでは終わらないのが大阪の凄いところ(笑)。

 

わたし達は、とあるホテルに宿泊したのですが、チャーリーが「明日、心斎橋にある大丸百貨店に行ってみたい」というので、翌日は結構早めに起床しました。

 

で、そのホテルから大丸までは歩いていける距離だったので、私たちは徒歩で向かう事にしたのですが、まだ開店前だという事もあり、「コーヒーでも飲もうか」と、アーケードのある商店街をブラブラ歩いていました。

ご存じの方もいると思いますが、大阪には御堂筋という大きな通りがあり、その両脇に有名ブランドが集まっています。

その御堂筋の1本東側に「心斎橋筋商店街」という通りがあり、そこがアーケードになっているのですが、日中はかなり多くの人でごった返しています。

しかし10時前くらいですと、人の数もまばらで、まれに自転車なども走っているんですね(日中は無理ですが)。

 

わたし達が北から南へ向かって歩いていると、後ろからおもむろに「チリン、チリン」と自転車のベルの音が聞こえてきました。

 

わたしとチャーリーは商店街の真ん中を歩いていたので、邪魔にならないように横へよけたのですが、そこへ、異常なくらい蛇行しながら自転車にのるオジサンが近づいてきたのです。

そしてそのオジサン、大きな声で「ヒュールリー、ヒュールリーララー・・・」と歌いながら近づいてくる(笑)。

茫然とその光景を見送るチャーリーとわたし(笑)。チャーリーは日本語も多少話せますし、日本文化にも詳しいですから、わたしにこう尋ねてきました。

 

チャーリー
ロ、ロッソ・・・、あれ、都はるみの歌かい?
わたし
いっ・・・、いや、森昌子の「越冬燕」だと思うよ・・・。
チャーリー
し、しかし、気持ちよさそうに歌ってるな(笑)。

 

そのオジサン、私たちの横を通り過ぎるくらいに歌い終わったので、私たち二人は「次は何の歌を歌うのか?」と興味津々に見つめていたのですが、予想を裏切り、元気よくこう叫んだのです。

 

「ドンペリ入りま~す!!」(笑)

 

すると、またベルを「チリン、チリン」と鳴らし、再び越冬燕を歌い出しました。わたしはこれを見て大爆笑したのですが、チャーリーは混乱した様子。

 

チャーリー
ロ、ロッソ・・・、ドンペリ入りま~すってどういう意味?
わたし
まっ、まぁ説明すると長くなるけど、あのおじさんなりのギャグなのかもしれないね(笑)。
チャーリー
それより、昨日もそうだったけど、何で大阪の人はこんなに面白い人がいても、誰も反応しないの?

 

確かに周りを見渡すと、通勤している人たちがチラホラいたのですが、このオジサンに反応していたのは私たちだけでした。

 

わたし
うーん、昨日も言ったけど、これが日常だから慣れちゃってるんじゃないかな?
チャーリー
うーん・・・、ダイバーシティ。

 

結局、チャーリーの中では「オオサカ=ダイバーシティ」という図式が出来上がったようです(笑)。

すると暫くすると、アーケードの遠くの方で「ドンペリ入りま~す!!」との声が響いていたのでした(笑)。

まとめ

如何でしたでしょうか?えぇ、全て実話です(笑)。

 

今からでも「大阪に行きたい」なんて思った人もいるかもしれませんね(笑)。

 

大阪での面白い体験を挙げたらきりがありませんので、今回はこの辺にしておきますが、これだけでも大阪って魅力的な街だという事が分かりますよね。

現時点では中々旅行にも行けませんが、世の中が落ち着いたら、遊びに行ってみては如何でしょうか?

特に、来日しても、東京にしか住んだことがないという外国人の方にはおススメですよ。