こんにちは、ロッソです。
新型ウイルスの影響で、多くの企業が新しい働き方を模索しています。
とは言え、そのほとんどがネットを活用した方法となっており、「出来るだけ人と接しない為にはどうするか?」という内容が中心となっています。
何だか寂しい気もしますが、これからはこうした流れが主流になるのは仕方がないですね。
さて、この動きは自動車ディーラー・メーカーも同様で、これまで対面販売がメインだった自動車ディーラーとしては、お客さんが来店してくれない事には車を販売する事が出来ません。
そこで各メーカー、ディーラーともに知恵を絞って、「何とかネットを活用した販売方法はないか?」と試行錯誤しているようです。
そこで今回は、各自動車メーカーの「ネット販売戦略」について見ていこうと思います。
目次
一番積極的なアウディ
まず、このネット販売に対して、一番積極的に取り組んでいるのがアウディ。
アウディは2020年4月3日から、ビデオ会議システム「ZOOM(ズーム)」を利用したサービスを展開しています。
自宅に居ながらアウディ店舗のセールススタッフと会話ができ、ショールームにある展示車などの細部まで、映像で確認できるサービスとなっているようです。
また、これは新車のみに限らず、店舗にある中古車でも同様に利用できますから、遠く離れた地域の店舗に気になる中古車があれば、わざわざ出向かなくても映像で実車を確認することが可能となります。
その他ポイントとしては以下の通り。
- 日本国内の全店舗で対応
- 顧客側は、カメラオフでもOK
- 操作方法のアドバイスも受けれる
- 不具合のチェックも対応
これ、かなり便利ですよね。
うーん、マセラティもやってくれれば良いのになと(笑)。
注意点としては、「アウディジャパン販売株式会社」の店舗のみが対象となっているため、その他代理店には対応していないと思います。
詳しくは、アウディジャパンセールスのHPをご覧になってください。
BMWも追随
このネットによる接客ですが、BMWも後追いで参入しているようです。
ただし、BMWは全店舗で行われている訳でなく、一部ディーラーが取り組んでいるだけですので、BMWのホームページ上にはこのようなサービスの記載はありません。
これから広く展開していくのかもしれませんが、アウディに比べれば「まだまだ」と言ったところでしょうね。
その他
現在はアウディの取り組みが一番先鋭的となっており、他のメーカーは「これから取り組む」といった状態のようです。
映像による販売以外の取り組みとしては、以下のようなものもあります。
- メルセデス - ネット販売対象モデルを従来の「1」から「13」へと増やした
- 東京スバル - 店舗が休みでもネット商談ができるアプリを作成
今後各社とも、ZOOMの活用やアプリの活用などで攻勢をかけてくるんでしょうね。
マセラティにも頑張って欲しいところです。
まとめ
マセラティジャパンとしては、あまりこういった事業に積極的ではないのですが、各ディーラー毎には様々な工夫をしているようです。
例えば、定期点検の模様を動画で撮影し、それをショートメールに添付して顧客へ送ったりするディーラーもありますから、まぁ「ディーラー次第」と言ったところでしょう。
これから「5G」の時代となり、膨大な量のデータ通信も可能となりますから、ますますこういったサービスが伸びてくるんでしょうね。