こんにちは、ロッソです。
わたしは今でこそ、ブログの中で「マセラティの次に買う車は、マセラティ以外に考えられない」なんて事を言っていますが、昔は、乗ってみたいと思う車がたくさんありました。
結局、「今のところ、マセラティ以外の車に魅力を感じないから」というだけの理由です。
仮に、他の自動車メーカーが、マセラティ以上に魅力的な車を発売してくれれば、わたしは迷わずそちらを購入すると思います。
まぁ、お財布とは相談しますが(笑)
車の好みは人それぞれですので、「マセラティ以外にも、良い車はたくさんある」なんて言う人もいるでしょうね。
しかし、「昔に比べて減ったなぁ~」と、わたしのように考える人の方が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「何故、魅力的な車が減っているのか?」について考えてみたいと思います。
目次
わたしが昔、好きだった車
まずは、わたしが昔好きだった車について。
参考になるかわかりませんが、「現在マセラティを好んで乗っている人間は、昔はこんな車が好きだったんですよ」なんて事を知ってもらえるかと。
まぁ、マセラティ好きの人が、全員共感してくれるかは微妙ですが(笑)。
BMW 3シリーズ E36
まずは、BMW3シリーズの「E36」から。
あちこち画像を探しましたが、あまり良いものが無かったので、お手数ですがWikipediaのページをご覧いただけると助かります。
これ、実際に昔乗っていました。
ちなみに、E36というのは、型式の事で、この後「E46」「E90」と続いていきます。
で、このE36は、3シリーズの3代目の型式となります。
BMWを好きな人からすると、「E46が一番良かった」なんて言う人もいますが、わたし的には、E46へモデルチェンジした時「なんで、こんなに丸くしちゃったの?」なんて思いました。
わたしが購入した時は、既にE46が販売されており、中古での購入になりましたが、本当に良い車でした。
恥ずかしながらわたし、この時「真っ赤な塗装」の328iクーペに乗っていたんですが、当時のBMWの赤い塗装はとても発色が良く、あの色は後にも先にも、BMWでは見た事がありません。
ボディーは角ばった印象を与えますが、かと言って無骨なイメージではなく、どことなくセクシーな印象の車でした(わたし的には)。
この後も何度かBMWには乗りましたが、E36ほど気に入ったBMWはありません。
ランチア デルタ
お次は「ランチア デルタ」です。
これも大好きな車でした。
ランチアは現在でも人気が高く、新車時価格より、中古価格の方が高額で取引されているようですね。
まぁ、当時の販売台数自体が少なかったのも影響しているでしょう。
ランチアと言えば、ラリーカーのイメージが強いですが、わたしはランチアの走りよりは、この外見がとても好きだったのです。
よく見ると、先代のギブリに表情が似ていませんか?
ランチア自体も、マセラティと同じく親会社がFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)ですので、似通ったデザインになったのかもしれませんね。
そう考えると、わたしのマセラティ好きは、この時から芽生えているのかもしれません(笑)。
これ以外にもたくさんご紹介したいのですが、何の記事なのかわからなくなるので、今日はこの辺で。
この二つだけ見ても、わたしの趣向が分かっていただけたでしょうか?
魅力を感じる部分は、人によって違う?
こうやって、自分が好きだった車を思い返してみると、共通しているのは「デザイン重視」という事なのかなと。
あまり認めたくはありませんが、ハッキリ言って「ミーハー」なのでしょう(表現が古いですが(笑))。
実際、インターネットを見ていると、「マセラティ乗りは、カッコつけ」なんて意見もあるようです。
わたし自身、ただマセラティが好きだから乗っているので、カッコつけているつもりはないんですがねぇ~・・・。
まぁ、いちいち気にしてたらキリがありませんので、「そういった考えもあるんだな」程度に捉えています。
しかし、車にデザイン性を求めるのは、わたしだけではないように思うんですが、アナタはどう思いますか?
確かに、例えばポルシェに乗る人は、「走行性能」を重視する傾向が強いかもしれませんが、性能が良いというだけでポルシェを購入しようとは思わないはず。
ポルシェの持っている歴史観であったり、あの独特のフロントマスクが「たまらないほど好き!」なんて人もいるんじゃないでしょうか?
そう考えると、一番重視するところは微妙に違うとしても、結局ほとんどの人が「デザイン性」を無視していないように思います。
ただ、その趣向が少しずつ違うというだけの話かと。
魅力のあるデザインが減っている
別にわたしは「昔は良かったなぁ~」なんて、年寄りじみた事を伝えたいわけではありません。
要は、魅力的なデザインの車が減っただけなんじゃないかと。
例えば、内装一つとってみても、最近のドイツ車は「プラスチック感がハンパじゃない」と思うのは、わたしだけじゃないと思います。
何でしょう、ポルシェですらそう感じる事があるので、これは各メーカーに共通した傾向なんでしょうね。
また、外見を見ても、昔は車の一部を見れば、すぐに「あぁ、メルセデスだな」なんて事が分かりましたが、最近は「あれ?日産かな?」なんて事もあるような・・・。
これ、わたしだけでしょうか?(笑)
しかし、各社ともデザインが似通ってきているのは否定できませんよね。
同じデザイナーが、あちこちのメーカーを渡り歩いているという理由もあるでしょうが、どうも、「どれを買っても似たようなもの」と、思わせる自動車メーカー側に問題があるように思います。
魅力的な車が減っている理由
ここ数年、トヨタ自動車の社長さんなどは、「魅力的な車を作ろう」と、社員を鼓舞しているようです。
経営トップがこういった発言をするのは素晴らしいですが、実際、自動車メーカー内部でも「魅力的な車がない」と、感じている裏返しだと言えますよね。
では、何故ここ数年、魅力的な車が減ったのかについて考えてみます。
メーカーの経営重視
魅力的な車を販売して、それが当たれば自動車メーカーは売り上げも利益も伸びます。
しかし、自分たちが魅力的だと感じても、消費者が気に入らなければ全く売れません。
となると、メーカー側としてはギャンブルのようなものですから、商品開発は慎重にならざらるを得ませんね。
特に、リーマンショック後は、この傾向がより一層強くなったように感じます。
実際、これまで数多くの魅力的な車を販売してきた自動車メーカーのほとんどが、倒産したり、他のメーカーの傘下に入っている事を考えると、仕方のないことなのかもしれません。
ただ、最近よく新聞などで「若者の車離れ」なんて記事が増えていますが、あたかも「車を購入しなくなった若者」に、問題があるかのように書かれているのには疑問を持ちます。
実際には、「魅力的な車を販売しないから買わないだけ」というのが本音のような気がします。
メーカーの巨大化
近年、自動車メーカーの統廃合が繰り返されていますが、生き残りのためには仕方がないことかもしれません。
やはり、規模を拡大すれば、部品の共通化など、経営上のメリットは多くなります。
しかしその反面、それぞれのメーカーの個性が失われ、結果として「あのグループの車は、どこか似ているんだよな」なんて事も起きてしまいます。
例えば、フォルクスワーゲンが良い例でしょう。
フォルクスワーゲンの傘下企業はとても多く、有名どころでは、アウディ、ランボルギーニ、ブガッティ、ベントレー、ポルシェなどの高級車メーカーも多くあります。
さすがに、ランボルギーニとベントレーが似ているということはありませんが、例えば、ポルシェのカイエンと、フォルクスワーゲンのトゥアレグは同じプラットフォームを使用していますから、どことなく似てしまっています。
また、デザイナーもグループ内で移動する事もあるので、どうしても「どこか似てしまう」という事になるのでしょう。
「個性がない = 魅力的でない」とはなりませんが、消費者側からすると「あぁ、また似たような車だな」と、辟易してしまいますよね。
まとめ
わたしのような、無名の人間が声をあげても仕方ありませんが、各自動車メーカーさんには、魅力的な車を販売してほしいなぁと思っています。
もちろん、マセラティにも頑張って欲しいですが、デザインは今の方向性で進めてもらえたら十分かと。
・・・ただ、電気系統は、もう少し何とかしてほしいですが。
まぁ、それも「マセラティらしさ」と言えば、それまでですが(笑)。