こんにちは、ロッソです。
少し前の事ですが、伊勢神宮と賢島(かしこじま)にある「志摩観光ホテル ザ ベイスイート」に行ってきました。
わたしはここ数年、年に1度はお伊勢さんで参拝し、そのついでに志摩観光ホテルに宿泊するというパターンが定着していますが、正直「今年は行けるかなぁ~」と心配していたんですね。
しかし今回、ちょうど良いタイミングで行く機会に恵まれたので、この記事では少しその時の話をしようかと。
目次
さすがの伊勢神宮でも人出は少なかった
まずわたしは伊勢神宮に参拝へと向かったのですが、今回、あまりの参拝客の少なさに驚きました。
上の画像(内宮前)では少しわかりにくいかもしれませんが、通常であれば、この場所にかなり多くの参拝客が集まっていますからね。
念のためお伝えしておきますが、当日は、特に外出制限のある日でもなかったので、お伊勢さんでこれですから、他の地域では更に人出が少なかったのかもしれません。
ちなみに、わたしはお伊勢さんに行く場合、まず外宮(げくう)から参拝し、そこからタクシーで内宮(ないくう)へと向かうのですが、この間、一度も信号で止まらず到着できたので、タクシーの運転手さんと「奇跡ですね」と盛り上がりました(笑)。
まぁ、それだけ人が少なかった訳で。
内宮でのご祈祷と、ちょっとした裏話
で、毎回わたしは内宮でご祈祷を受けるのですが、ここで伊勢神宮におけるご祈祷などのちょっとした裏話を(ちなみに、上の画像はわたしが撮影したものではありません)。
まぁ、裏話と言っても大した話ではありませんし、知っている人は知っている内容かと思います。
まず、内宮でご祈祷を受ける場合、「内宮神楽殿(ないくうかぐらでん)」というところで受付をするのですが、この際に窓口で「初穂料(はつほりょう)は、如何なされますか?」と聞かれます。
要は、「いくらお支払い頂けますか?」という事ですね。
ここで注意したいのが、金額によってご祈祷の内容が変わってくるという事。
お伊勢さんのご祈祷には大きく分けて2種類あり、それが「御饌(みけ)」というものと「御神楽(みかぐら)」というものに分けられます。
簡単に違いを説明するならば、御饌は神官の方が祝詞(のりと)を奏上するだけなのですが、御神楽はこれに加え、雅楽の演奏と神楽舞(伊勢神宮では倭舞)がついてくるといったところ。
倭舞とは、巫女さん達が演奏に合わせて舞ってくれる事を言います。
ですから、わたしのお勧めとしては、後者の御神楽を選んだ方が良いかと。
御神楽の場合、最低15,000円からとなっていますので、余裕があれば一度体験されては如何でしょうか?(ご家族も一緒に参加できます)
本殿参拝の裏話
ご祈祷が終わると、そのまま本殿へと向かい(お伊勢さんの場合は正宮と言います)、参拝する事になりますが、ここでまた、ちょっとした裏話。
通常、一般参拝客であれば、お賽銭箱にお金を入れてパチ、パチと手を叩きお参りすると思いますが、たまに、そこよりも更に内側に入って参拝している人を見たことがありませんか?
初めて見る人からすれば、「あれ、何だろうなぁ~、特別な参拝客なのかなぁ~」なんて思うかもしれませんが、一般の方でもあそこに入る事って出来るんです。
実はあそこに入るためには、「式年遷宮に対する奉賛金」を納めれば良いだけなんですね。
伊勢神宮は20年ごとに社殿を造り変える「式年遷宮」というものを行っていますが、あれは国費ではなく、伊勢神宮の自己資金と奉賛金、つまり「寄付」から成り立っています。
ですから要は、寄付金を納めれば、社殿の近くまで入れる「年間フリーパス券」みたいなものがもらえるんですね。
納める金額によって有効期限などが変わってきますので、詳しいことはわたしもよく分かりませんが、わたしは毎回1万円を納め、中まで入らさせて頂いています。
ちなみにこれを「正式参拝」とも呼びますが、正式参拝の場合は、男性はスーツに革靴、女性もフォーマルな服装でなくてはいけませんから、少し面倒に感じるかもしれませんね。
奉賛金を納める場所は、お札などを販売している場所となりますからご注意ください。
神社参拝は「日本の文化」
わたしは伊勢神宮に限らず、これまで全国各地の神社で参拝やご祈祷を受けてきましたが、こうした話をすると、一部の人は「ロッソさんて、スピリチュアルな事が好きなの?」なんて聞いてくることがあります。
わたし、いつもそういった時、心の中で「あぁ、出た出た(笑)」と思うのですが、まぁ世の中には色んな人がいるんだなとスルーしています。
正直、こういった人って、思考が偏っているというか、短絡的に物事を考えてしまうのかもしれません。
例えばわたし、これまで海外にいたこともあるのですが、海外の人からすれば、日本人が神社参拝する事を「文化」だとみている事が多いんですよね。
むしろそういった何百年、何千年と続く行為を「神秘的な文化だ」なんて、日本に対して憧れを持っている外国人も多くいます。
特にヨーロッパ人はその傾向が強く、例えばわたしが「神社の参拝の仕方」とか、「神社とは」なんて話をすると、皆さん興味津々で耳を傾けます。
ヨーロッパ人というのは、「文化」に対する思い入れが強いため、自国の文化に造詣の深い人に対しては、とても敬意を表すのですが、逆に、自国の文化について全く知識が無いと、言い方は悪いですが、軽蔑するというちょっと変わった傾向があります。
ですから極端な話、海外に行く予定があるのであれば、発音がどうとか、スペルがどうとかあれこれ考えるよりも、わたし的には「もっと日本の文化を学んでおいた方が良いんじゃないの?」と思うんですがねぇ~・・・。
志摩観光ホテル ザ ベイスイート
さて、お伊勢さんの参拝も終わり、その日はそのまま賢島にある「志摩観光ホテル ザ ベイスイート」に宿泊しました。
こちらは、2016年にサミットが行われたホテルとしても有名ですよね。
上の写真は、屋上で各国首脳が記念撮影をした場所となっており、それぞれの首脳の足跡が残してあるのが見えるかと思います。
ここでわたしがいつも楽しみにしているのが、フレンチレストラン「ラ・メール」での食事。
こちらのレストランに行くなら、ぜひ一度は「トラディション」というコースを選んでいただければと思います。
特に「アワビステーキ」絶品で、わたしはお伊勢さんよりも、むしろこちらを目的にしているんじゃないかと言えるほど(笑)。
それでは当日の料理を少しだけ見てもらいましょう。
まずは「アミューズ」から。
基本的にこのレストランは、近辺でとれた海の幸を提供してくれます。
そしてお次が、「うにボンファム キャビア添え」。
キャビアとウニのバランスが絶妙で、この辺から少し、お酒のスピードが上がってきます(笑)。
で、おまちかねの「鮑ステーキ ブールノワゼットソース」。
もうね、これ、本当に美味しいです。鮑が驚くほど柔らかいのもそうですが、とにかくソースが絶品です。
これだけでも一度は皆さんに食べてほしいなと。
そして次が、「伊勢海老クリームスープ」。
これも濃厚で本当に美味しいのですが、わたし、さっきから「本当に美味しい」しか言ってませんので、食レポは向いていないなと(笑)。
ちなみに、食べ〇グとか書いている人って、かなり多彩な表現をしていますよね。
もうね、「扉をくぐりぬけると、そこはまさに・・・」とか、「店主の想いが伝わる・・・」とか、よく思いつくもんだなと。
・・・いや、素直に凄いなって言ってるだけですよ(笑)。
で、お次が「伊勢海老のコンソメジュレ」。
さらにこの後、「伊勢海老のアメリカンソース」「松坂牛フィレ肉ステーキ」と続いていくのですが、もうこの辺でわたしは完全に出来上がってしまい、写真を撮る事を忘れていました(笑)。
この画像の右上にグラスが見えると思いますが、これ、何杯目のワインだったか覚えていません(笑)。
少しお高いのですが、興味があれば皆さんも訪れてみて下さい。
まとめ
この1年、なかなか観光に出かけられない日々が続いていますから、海外旅行はもちろんの事、国内旅行に行くことも難しくなっていますね。
わたしは昨年、イタリアに行く予定をしていたのですが、この感じですと、当面はおあずけになりそうです。
ちなみに、下の記事は昨年書いたものですが、わたしのおススメ宿をご紹介していますので、少し世間が落ち着いてからの旅行計画に役立てて頂ければと思います。