マセラティギブリSの『タイヤ交換頻度』について

維持費

こんにちは、ロッソです。

前回、「マセラティのタイヤ事情『おススメタイヤ』は?」の記事において、マセラティのタイヤ事情についてお伝えしました。

どういったタイヤブランドを、マセラティが推奨しているかなどがその記事でおわかりになるかと思いますが、今回は、では実際にどれくらいの頻度で交換することになるのか、についてお伝えしようと思います。

単純に『交換頻度×価格=タイヤ維持費』ですものね。

目次

タイヤは一律には消耗しない

多くの方がご存知かと思いますが、タイヤというのは、4本とも同じように消耗するわけではありません。

 

なぜこのような現象が起きるかと言うと、それぞれ運転する人の『クセ』があるからですね。

 

例えば、急発進の多い人は、駆動する側のタイヤの消耗が早くなります。後輪駆動(FR)であれば、後輪からというように。

また、カーブでスピードを出す人は、タイヤの外側の消耗が早まります。

中には「スピードも出さないけど、前輪だけが異常に消耗する」と言う人もいます。

こういった方は、停車したままハンドル操作をする傾向が強いですね。車庫入れの際とかを思い出してみて下さい。

このように、自分がどういった運転のクセを持っているのかは、タイヤを見るとすぐにわかります。

 

靴底の減り具合で、歩き方のクセがわかるのと同じですね(笑)。

 

以前、わたしの友人が、とある会合でウォーキングの講師の方と出会ったときに、靴底の減り具合から、体調を言い当てられたそうです。

 

ウォーキング講師
少しだけ、靴底を見せて頂いてもよろしいですか?
友人
えっ?は・・・はい。どうぞ。

(なんだろう?この人・・・)

ウォーキング講師
失礼ですが、あなた腰痛がキツイですね。
友人
えっ!?そうなんです!

何でわかるんですか?

ウォーキング講師
靴底の減り具合で、大体の歩き方がわかるんですよ。

このままだとアナタ、大変なことになりますね~・・・。

友人
おっ、お名刺頂けますか!?
ウォーキング講師
(毎度あり~)

 

この後、友人がどうなったかは、簡単に想像できると思います(笑)。

まぁ、この話はともかくとして、タイヤもこのように使う人のクセによって消耗具合が変わるのです。

タイヤローテーションは効果的か?

通常、このように「前輪が早く消耗する」「後輪が早く消耗する」といった場合には、タイヤローテーションが効果的な場合があります。

タイヤローテーションとは、簡単に言えば、前輪と後輪を付け替えて、少しでも均等に消耗させるという対策ですね。

しかし、マセラティではこれをすることが出来ません。

 

何故なら、ほとんどのマセラティ車種は『前輪と後輪の大きさが違う』からなのです。

 

ここで「ほとんど」と付け加えてるのは、一部、前輪と後輪の大きさが同じ車種もあるにはあるからです。

それが「ギブリ ベースグレード」「ギブリ ディーゼル」「レヴァンテ ベースグレード」「レヴァンテ ディーゼル」のみとなります。

ですから、タイヤの事も考えて少しでも安くしたい・・・と考えるなら、上記の車種を選択するのもアリかもしれません。

ただし、現実的にマセラティでタイヤローテーションが可能かどうかは、購入前にディーラーに問い合わせて下さいね。

わたしの所有している車は、ギブリSですので、最初からタイヤローテーションの選択がありませんでした。

実際にわたしが交換した回数

参考になるかわかりませんが、ここで、実際にわたしがタイヤ交換した回数についてお伝えしようと思います。

前提条件として、わたしはそんなにスピードを出しませんし、停車中にハンドルを切ることも少ないと思います。

また、年間の走行距離はその年によって全然違いますので、5,000km~8,000kmくらいと考えて下さい。

この条件で、最初の車検までに、

 

まず、前輪のみを1回

次に、後輪のみを1回

車検時に、4本ともを1回

 

ですので、3年間でフル2回交換したことになります。。。

1年半で1回って・・・、あっ、また胃が痛くなってきました(笑)。

と、いうことは、スピードを出す人ですと、もっと・・・という事になりますね。

また、以前の記事でも書きましたが、マセラティの推奨するタイヤブランドはピレリとなり、その中でも最高ランクの商品である「P ZERO(ピー ゼロ)」をわたしは購入しましたので、店舗やタイヤサイズにもよりますが、タイヤ4本を交換するとなると、工賃込みで20万円から25万円かかると考えて下さい。

3年で50万円・・・。ハッキリと数字にすると、嫌なものですね(笑)。

ギブリのタイヤサイズは、18インチから21インチまで有り

他のタイヤブランドへの変更はどうか?

実際わたしは、タイヤ交換の際にピレリだけでなく、他のタイヤブランドも検討しました。

 

しかし正直に言って、種類がとても少ない。

 

選択肢としては、ブリジストンかミシュラン、そしてコンチネンタルくらいだと思います。

そして、どれも大して金額が変わりません。いつも楽なほうを選ぶわたしとしては(笑)、結局ピレリに落ち着くことになります。

どこで交換するのがお得か?

今や比較サイトがたくさんありますので、値段の安さから考えると、ネットで取り寄せて、信頼できる業者にお願いするのが一番かもしれません。

しかし、ディーラーさんに言わせると、

 

「ちゃんと信頼できるサイトなら問題ありませんが、ひどい所だと『新品』とうたっておいて、実際に届いたのは『中古品』だったというのはよくありますよ」

 

との事でしたので、その辺は慎重にしたほうが良いかと。

また、マセラティの取り扱いに慣れたところとなれば、やはりディーラーさんにお願いするのが一番安心できると思います。

実際、わたしもとある有名専門店にお願いしようとしたら、「えっ、マセラティですか・・・」と言われたので、結局ディーラーさんにお願いしました(笑)。

しかし、ディーラーさんに商品の取り寄せまでをお願いすると、とても高くつきます。うーん・・・、やはり餅は餅屋ですね。

まとめ

マセラティを購入する前は、「いったいどれだけ故障するんだろう?」なんてビクビクしていましたが、実際、故障よりもタイヤ代が高くつくとは思ってもみませんでした(笑)。

普段から、サーキット走行などに行く人からすれば、当たり前といえば当たり前なのかもしれませんね。

しかし、わたしのような人も中にはいるはず・・・?

家でも車でもそうですが、高額な商品は、購入よりも維持にについてちゃんと考えたほうが良いかもしれませんね。