こんにちは、ロッソです。
以前からマセラティは、「全ての車種を電動化へ」なんて言っていましたが、ここにきてようやくハイブリッドを発売するようです。
まぁ、いきなりEVというのも、技術的に難しいですもんね。
で、とりあえずギブリからという事ですが、マセラティファンとしては色々複雑な心境です。
「ハイブリッドって事は、マセラティ特有のエンジン音も無くなっちゃうな」
とか、
「えっ?電気系に弱いマセラティがハイブリッド?自殺行為でしょ?」
なんて(笑)。
あまりこの話題に触れるつもりは無かったんですが、今回はこのギブリのハイブリッド化について少し考えてみようかと思います。
目次
マセラティは結構本気
出典:マセラティ
上の画像はマセラティ公式サイトからのものとなっていますが、マセラティとしては「ほら、マセラティに電気エネルギーが注入されたよ」なんて事を表現したいのかと(笑)。
イタリア国旗(緑、白、赤)とあわせて、なかなか手の込んだつくりになっています。
なんか自動車メーカーって、こういうの好きですよね(笑)。
出典:マセラティ
まぁ、個人的には嫌いではありません。
ただ、冒頭でもお伝えした通り、「おいおい、そのまま車もショートさせるなよ」というのがオーナーの本音(笑)。
いやね、しつこいようですがマセラティは本当に電気系が弱いですから、電動化なんかして本当に大丈夫なのかと。
「ハイブリッドだから、そこまで心配する必要ないよ」なんて声も聞こえてきそうですが、わたし的にはどうも不安だなと。
まぁ、如何にマセラティが電気系に弱いかは、こちらの記事もご覧になってみて下さい。
発表は2020年7月15日
出典:マセラティ
で、発表は2020年7月15日にマセラティのHP上で、世界同時(おそらく)に公開されるようです。
という事は、今後ギブリを購入するのであれば、全てハイブリッドになるという事ですね。
エンジン車の生産がいつ頃終了するのかは分かりませんが、「マセラティのエンジン音が好き」という方であれば、早めに注文しておいた方が良いでしょう。
今後、ギブリだけでなく全車種が電動化に対応していくようですから、レヴァンテやクアトロポルテも同様かと思います。
自動車業界の電動化は加速する?
これまで、トヨタを中心に電動化技術を進化させてきた自動車業界ですが、今後は更にこの流れが加速するんでしょうね。
つい先日も、古河電池という会社が「次世代電池」の開発成功を発表し、注目を集めています。
この次世代電池の何が凄いのかというと、これまで主流であったリチウムイオン電池の半分のコストで済むということ。
また、リチウムイオン電池の場合レアメタルを使用するため、その鉱山を所有する国との摩擦が生じると、どうしても価格に影響が及びますが(現在は改良されているので昔ほどではない)、この次世代電池は鉛を使用するので、そうした貿易摩擦の影響を受けにくいという利点があります。
もちろん、この次世代電池がEV(電気自動車)などに利用されるかは分かりませんが、続々とこうした新技術が開発されているので、EVの車両価格もお手頃になってくるんでしょうね。
この辺は日本企業の得意分野ですから、各社とも頑張ってもらいたいところです。
まとめ
ここに来て、ようやく動き出したかのように思われるマセラティですが、色々問題もあるようです。
例えば、マセラティの親会社であるFCAが、少し前にプジョーの親会社であるPSAとの合併を発表しており、対外的には「交渉は順調に進んでいるよ」なんて言っていますが、実はヨーロッパの独占禁止法の審査で「問題あり」との指摘を受けているなんて話も聞こえてきますから、必ずしも順調とは言えないようです。
今年は、新型ウイルスの影響もありましたから、何とかマセラティには踏ん張って欲しいところですね。