マセラティの電気自動車、開発は「一応」進んでいるらしい

プラス知識

こんにちは、ロッソです。

以前から「出る、出る」と噂のマセラティのEV(電気自動車)ですが、一応開発は進んでいるようです。

今回マセラティのプレスリリースで、その内容が一部発表されました。

 

しかし、わたし的には「本当かなぁ~」と(笑)。

 

これまでも「電気自動車、出しまっせ」と言い続けてきたマセラティ。中々実現しませんでしたから、信用しろって方が無理ですよねぇ~(笑)。

以前の記事、マセラティのEV(電気自動車)化は実現するのか?の中でも少し触れましたが、実際には発売までに、まだまだ時間がかかるんじゃないかと。

しかもこの記事、ちょうど一年前に書いているのですが、この1年の間に「EVはやめる」と言ってみたり、「やっぱり、やる」と言ってみたり・・・、「結局、どっちなの?」と(笑)。

まぁ、今回は動画も作成しているようですから、多少は実現に近づいているのかもしれません。

そこで今回、マセラティから発表された内容についてお伝えしようかと思います。

目次

対象車両は「グラントゥーリズモ」と「グランカブリオ」

まず、マセラティEV化の第一弾は、「グラントゥーリズモ」「グランカブリオ」から始めるようです。

既に生産中止になっている車種ですから、妥当といえば妥当でしょうね。

 

ただ、わたしが1年前に記事を書いたときは、「アルフィエーリ」で発売すると言っていたんですがねぇ~・・・。

 

まぁ、イタリア人に細かい事を言っても仕方がありませんね(笑)。

既に開発は進んでいて、現在イタリアのモデナでテスト走行などを繰り返しているようです。

ただし、生産開始となれば、トリノでの製造となるみたいですね。

エンジン音は・・・

さて、気になるエンジン音ですが、マセラティと言えば独特なマセラティサウンドで有名ですね。

ですからマセラティとしては、このエンジン音の開発には相当こだわっているようです。

近年、多くの高級車ブランドが電気自動車の開発を進めていますが、どこのブランドも同様に、このエンジン音の開発に力を注いでいます。

やはり、ガソリン車から電気自動車へ乗り換えるとなると、どうしてもエンジン音の違いに違和感を覚えるからでしょう。

電気自動車のほとんどは、「キュイーン」というか「チュイーン」という機械音になってしまいますからね(表現力が乏しくてすみません(笑))。

まぁ、あれこれ言っても仕方がありませんから、とりあえずマセラティの新型EVの動画を見てもらおうかと。

 

 

なんか、「チュイーン」っていってますよね(まぁ、キュイーンとも言えますが(笑))。

これ、これまでのマセラティファンには、少し抵抗があるかもしれません。

まぁ、今後ほとんどの車が、電気自動車や水素自動車へと移行していくのでしょうから、あのガソリン車特有のエンジン音は聴くことが出来なくなるのでしょうね。

そろそろ発売しないと、マセラティも危ない?

マセラティとしても、これまでのガソリン車への想いもあるでしょうから、この電気自動車に対して抵抗はあるでしょうが、そろそろ新型車を発売しない事には経営自体も危なくなります。

まず、電気自動車の開発に関しては近年の世界的な気候変動もあり、各国とも排ガス規制を強化する傾向にあります。

特にマセラティの本社があるヨーロッパ地域は、この規制が世界的に見ても厳しいですから、何とかこれをクリアしないと多額の罰金を支払う事になってしまいます。

また、ここ数年のマセラティは、ギブリやレヴァンテのヒットのお陰で世界的にかなり販売台数を増やしましたが、ここ1~2年は、かなり販売台数を減らしています。

日本国内市場で見ても、マセラティ新車登録台数は2017年が最多で、1,824台となっています。

しかし、2018年は1,453台、2019年は1,260台と、急激に登録台数が下落しています。

それでも2019年は、グラントゥーリズモとグランカブリオがまだありましたから、何とかこの程度の数字で収まったかもしれませんが、今年(2020年)はギブリ、クアトロポルテ、レヴァンテの3車種しかありませんので、更に台数が減るのは間違いないでしょう。

 

そうなると大変なのが「代理店」の方々です。

 

ここ数年で、日本国内におけるマセラティの正規代理店は急激に増えていますから、現在のように新型車が中々発売されない状態ですと、正規代理店の経営もかなり厳しくなるでしょう。

今後、「撤退」もしくは「倒産」するような代理店も出てくるかもしれません。

せっかく認知度も高まり、販売拠点も増えたのですから、何とかマセラティ本社には頑張って欲しいところ。

まぁ、わたしに言われなくとも、マセラティはかなり焦っているかと思います。

まとめ

ようやく「おしりに火が付いた」マセラティ。何とか早めの発売を期待したいところです。

せっかくオーナーも増えているのですから、乗り換え時にブランドチェンジされてはもったいないですよね。

とまあ、ブランドチェンジを検討しているオーナーからのお願いでした(笑)。