こんにちは、ロッソです。
マセラティは、高級車といえども『普段使いできる』ので、とても重宝しています。
その点、フェラーリやランボルギーニなどの、いわゆる「スーパーカー」の部類になると、気候状況や目的地などの条件によって、使用頻度に制限が出てしまいますよね。
その一番の原因は、やはり「車高」にあるのではないかと思います。
車高の低い車でコンビニに行くのは難しいですよ。間違いなく擦ります(笑)。
一度、ランボルギーニがコンビニの駐車場に入ってきましたが、あれ、入れるより出るのが大変。
あーでもない、こーでもないと工夫しながら、脱出に数十分かかっていました(笑)。
まぁ、今は車高も調整できるシステムがあるようですが、もともとが車高の低い車ですからね。
そこへいくと、確かにマセラティも車高は低いほうですので注意は必要ですが、慎重に扱えば、それほど心配はいりません。
しかし、『どの程度慎重に扱えば良いか』ってピンときませんよね?
また、わたしの所有しているギブリSと、他の車種(グラントゥーリズモ、クアトロポルテ)でも注意点が異なります。
そこで今日は、マセラティ運転時の注意点、簡単に言えば『ガリッとやらない為の方法』についてお伝えしたいと思います(今回、レヴァンテはSUVですし、そのような心配もないと思いますので、対象外としますね)。
目次
マセラティの車高(地上高さ)について
「マセラティの車高って、何センチくらいなの?」
と、疑問に思われる方もいるかもしれませんね。
しかし、こればかりは車種の違いはもちろんですが、一番は「タイヤの大きさ」によって変わりますので、ハッキリと断言が出来ないのです。
例えば、ギブリのベースグレードですと、フロントタイヤとリアタイヤが同じ大きさで、標準サイズは18インチになります。
しかし、ギブリS以上となると、標準サイズは同じく18インチですが、フロントタイヤとリアタイヤの幅が異なり、リアタイヤの方が太くなります。
これは、パワーが大きい分、後輪の負荷を考えての事でしょうね。
更に、ギブリS以上は、オプションで21インチまでサイズを選択することが出来ます。
他の車種も、詳細は異なりますが、同じような感じですので、ハッキリと「車高は何センチ」という答えが無いのです。
とにかく、『普通車と比べたら車高は低いんだな』と、考えていれば間違いありません。
マセラティ駐車時の注意点
あなたが、もともと車高が低い車を運転されているのであれば、すでにおわかりだと思いますので、ここは読み飛ばして頂いて構いませんが、ここでは、わたしがマセラティを購入してから、駐車時に気になったことを列挙してみたいと思います。
マセラティは、ほぼ『前向き駐車NG』
コンビニやスーパーなどに行くと、
「前向き駐車でお願いします」
と、看板表示のあるお店って、たまにありますよね。
あれは、近隣住宅などに対して、排ガスや騒音への配慮なのでしょう。
しかし、マセラティでその通りに前向き駐車をしてしまうと、間違いなく『ガリッ』となります。
そう、経験がある人もいるでしょう。あの、「聞くと、憂鬱になる音」です(笑)。
駐車場には大抵、車止めがありますが、レヴァンテ以外、前向きに駐車すると、ほぼボディーを傷つける可能性が高まります。
ちなみに、駐車場にある『車止め』ですが、あれは大体10cmくらいが基準のようです。
わたしのギブリSで言いますと、フロント部分の車高で13cmくらいですので、大丈夫と言えば大丈夫なのですが、実はちょっとした盲点があります。
それが下の画像。
おわかりになるでしょうか?
実は、フロントタイヤの前に、泥除けがあるのです。この高さが、地上から9cmくらいですので、ガリッとはいかなくても、ハマってしまう可能性があります。
ですから、安全を考えると、前向き駐車はやめておいたほうが無難ですね。
だからと言って、その「前向き駐車でお願いします」を無視してはいけませんので、そういった場所はスルーしてください。
基本的にわたしは、車止めがある場合、バックで駐車しています。
段差のある出入り口にも注意
意外と街中を走っていると、出入り口に、急な段差のあるお店って多いんですよね。
これは、マセラティを運転するようになってから、余計感じるようになりました。
コンビニやガソリンスタンドの入り口に、急な段差が多いのは、多くの人が感じていると思いますが、意外と盲点だったのが、立体駐車場や地下駐車場の出入り口。
ここは、平地に対して真っすぐに車を出してしまうと、例の音を聞いてしまうことになります。
ですから、こういった「急な段差」がある場合は、道路に対して斜めに出たほうが良いですよ(敢えて、わたしに言われなくても、皆さんおわかりだと思いますが)。
車種別、どこを擦りやすいか
レヴァンテを除く、全車種共に、フロント部分を擦りやすいのは一緒です。
しかし、すべてが同じ部分を擦るわけではありません。
これはわたしも最近気が付いたのですが、ギブリには前輪タイヤの前の方に、ちょっとした突起部分(泥除け)があるので、そこが一番のウィークポイント(先ほど上の画像部分ですね)。
しかし、グラントゥーリズモとグランカブリオはちょっと違います。
この2車種だけは、『ナンバープレート』が一番のウィークポイントだったのです。
下の画像を見るとわかりますが、海外、特にヨーロッパは、横長のナンバープレートになっています。
しかし、日本のナンバープレートは、画像の赤い部分のようになっているので、どうしてもボディーから少しはみ出てしまうのです。
とある駐車場に行った時の事、偶然にも、グラントゥーリズモが3台並んで駐車していることがありました。
わたしは「何かのイベントかな?」程度に思って、そこを通り過ぎようとした瞬間、ふと、違和感を感じたのです。
少しの間考えていると・・・、そう、3台とも見事にナンバープレートに傷が(笑)。
笑ってはいけませんよね。でも、同じ人が運転してるのかと思うくらいに、見事でした(笑)。
グラントゥーリズモは、思ったほどに車高は低くありませんが、車体の大きさの割にボンネット部分が長いため、こういった現象になるのかもしれません。
これは、他の高級車でも共通する悩みかもしれませんね。
まとめ
スポーツカーは、スピードを追求するため、車高が低くなってしまうのは仕方がありません。
マセラティはそれほど低いとは感じませんが、それでも一般的な車より注意が必要なのは事実です。
一番のポイントは、結局『慣れ』になってしまいますが、『焦らず、ゆっくり』と運転していれば、それほど心配することはありません。
実際わたしは、マセラティを購入したての時、立体駐車場でテンパったことがありますが、後ろで待っている人たちは怒ることもなく、むしろ同情的でしたよ(笑)。
意外と良い人って多いですからね。