マセラティの購入方法③ - 現金で支払うメリット・デメリット

購入

こんにちは、ロッソです。

マセラティの購入方法について、これまで様々な角度から考察してきましたが、第3回目の今回からは『支払方法』について考えてみたいと思います。

現在、車の購入方法は人それぞれですので、購入手段の組み合わせ方によっては、どれが良くてどれが悪いなどと、一律に比較できないのも事実ですね。

例えば、中古車を購入して法人名義で登録する人もいれば、新車で購入して個人名義にする人もいます。

 

※新車、中古車、名義関係について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

マセラティの購入方法① - 新車?中古車?それとも・・・?

マセラティの購入方法② - 法人で購入?個人で購入?

 

支払い方法として、手段は沢山あると思いますが、まず今回は『現金で購入する』方法におけるメリット・デメリットなどについて考えてみたいと思います。

目次

現金で購入するメリット・デメリット

車を購入する上で、一番簡単な支払方法が、この「現金で購入する」方法でしょうね。

ローンで購入する時のように、収入の証明書類はいりませんし、審査でドキドキする必要もありません(笑)。

 

ただ、高級車を現金で購入するのは、あまり現実的ではないかもしれません。

 

実際、マセラティディーラーの営業マンに聞いたところ、「いるにはいますが、そんなに多くはありませんよ」との返答でした。

法人名義にするのであれば、ローンの方がお得な場合があるので、税理士から指導されている人もいるようですしね。

ここで、現金でマセラティを購入する場合の、メリット、デメリットについて考えてみます。

 

  • メリット

ローン審査のような、煩わしい手続きが不要。

買いたい時に、いつでも購入できる。

購入後の支払いが少なく、精神的に楽。

  • デメリット

税制面での優遇が少ない。

そもそも、購入までに貯められるかどうか(笑)。

ディーラーからは、あまり喜ばれない。

 

「とにかく、面倒なのはイヤ!」という方は、現金で購入するのが一番でしょうね。

しかし、それ以外のメリットはあまりなく、むしろお得とは言えません。

さらに言うと、デメリットにもあるように、ディーラーからはあまり喜ばれません。

何故かというと・・・、単純ですよね。ディーラーからしたら「ローンの方が儲かる」からです(笑)。

まぁ、ディーラー側の事情はさておいて(笑)、ここで少し変わったお話をしてみたいと思います。

振込手数料はどっち持ち?

えぇ・・・、見出しの通りです(笑)。

当初わたしは、現金購入前提で営業マンと話をしていました。今はもうその人、お会いすることもないですし、そろそろ時効かなと(笑)。

過去の記事をご覧の方は、「あぁ、アイツか」とわかるかもしれません(笑)。

そもそも、マセラティのような高級車を購入される方は、「振込手数料?数百円でしょ?」なんて言われるかもしれませんが、中には気になる人もいるはず・・・。

 

わたしは気になります(笑)。

 

そこで、営業マンに質問してみました。

 

営業マン
お客様、お支払い方法はどうお考えですか?
わたし
一応、現金での購入を考えてるところです。
営業マン
そうですか。でしたら、手付けと残金で、2回のお支払いになりますね。
わたし
そうですか・・・。

ところで、振込手数料はそちら持ちですよね?

営業マン
・・・えっ?

すみません。いま、何とおっしゃいましたか?

わたし
ですから、振込手数料はそちら持ちですよね?

(更に強調して(笑))

営業マン
はっ、はいー・・・。

そっ、そうだと思いますー・・・。

 

ポイントは、初めから「そちら持ちですよね?」という事(笑)。

今となっては、最初から振込手数料がディーラー持ちなのかどうかはわかりませんが、このように言ってみる価値はありますよ。

振込が2回という事は、1回880円(税込み)としたら、合計1,760円ですよ?ちょっとしたランチ食べれます(笑)。

高額な商品を購入する時にありがちなのが、気が大きくなって、普段なら気にすることも「まっ、いっかー」と言ってしまう事です。

セコイと思うか、「良い事聞いた」と思うかは、あなた次第です(笑)。

店舗への現金持ち込みはOK?

この時ついでに、ディーラーに直接現金を持ち込んで良いかどうかについても尋ねました。

あまり現実的ではありませんが、わたし、知りたがりなんです(笑)。

すると、例の営業マンの答えがこれ。

 

わたし
ところで、現金購入の場合、振込じゃなくて、店舗への持ち込みでも良いんですか?
営業マン
・・・へっ?

いっ、いやー・・・お客様の安全を考えますとー・・・。

わたし
わたしは全然大丈夫ですよ?

 

この辺から、この営業マンはボロが出始めます(笑)。

 

営業マン
しょっ、正直・・・

おっ、お札を数えるのがー・・・。

わたし
面倒くさい?
営業マン
いっ、いえ。

何と申しますかー、そのー・・・事務の女の子が大変かと。

わたし
(事務の女の子?)

ちょっと、意味がわからないんですけど・・・。

営業マン
その、お客様がお持ち込み頂いた現金は、事務の女の子が銀行に持ち込むので、危険かと・・・。
わたし
(・・・そっち?)

 

えぇ、パンチの効いた営業マンでした(笑)。今頃、何してるのかな~?

さて、『ディーラーへの現金持ち込みはOKなのか?』について、結論としては『ダメじゃないけど、イヤみたい』という事でした(笑)。

確かに、1万円札だけでも、1,000枚以上数えるのは、銀行員でもない限り大変ですもんね。

安全面を考えても、現実的ではないのかもしれません。

税理士が現金購入をおススメしない理由

前回、『マセラティの購入方法② - 法人で購入?個人で購入?』でもお伝えしましたが、税理士でないわたしが税金の詳しいお話をすると、税理士法違反になる可能性があります。

ですので、かなり突っ込んだお話は出来ませんが、少しだけ掘り下げてみたいと思います。

わたしは税理士ではありませんので、ここに書かれていることは鵜呑みにせず、ちゃんと資格を持った税理士さんに確認してくださいね。

まず、税理士の言葉を借りると、「ローンで購入するほうがお得」だそうです。

我々素人からすると、利息も払うから、総額では現金の方がお得じゃないの?なんて思って税理士に尋ねると「利息は経費で計上できます」と答えます。

でもやっぱり、総額は・・・と考えますよね?(わたしだけでしょうか?)

すると税理士は、こんな説明をします。

「確かに総額は多くなりますね。例えば、1,000万円借りて5年返済、金利3.0%だとすると、利息だけで80万円ほど支払う事になります。元金含め、年間215万円くらいの支払いで、総額で1,080万円くらいになります

「しかし、法人名義で上手に購入すれば、減価償却(定率法)として、初年度は330万円くらいが経費として計上出来ますよ。しかも2年目でも220万円くらい計上できるんです」

何のことかわかりにくいですか?

結局この税理士は、初年度と2年目くらいまでは、銀行に支払う額(実際に出ていくお金)よりも、経費に計上できるお金(減価償却費)が多いですよ、と言いたいのです。

簡単に言うと、

1年目支払額 215万円 < 1年目減価償却費 330万円

2年目支払額 215万円 < 2年目減価償却費 220万円

という事です。

更に言うと、その返済額には利息も含まれているから、厳密に言えばもっと得してますよ、という事です。

ですから、今年度いきなり利益が増えた会社に対して、現金を使わずに行う節税として有効なのです。

 

まぁ、言いたいことはわかりますが、3年目以降はどうなんでしょうね(笑)。

 

ただ、利益が出ている会社でないと、あまり意味がありませんよね~。

とにかく、税理士としては節税の事を考えると、車の購入はとても便利なツールですので、現金での購入はおススメしない傾向があります。

ここに書かれているのは、あくまでも一例です。実際の法律、数字等に関しては、ご自身でよく精査して検討してください。 

ここで一応、税理士を探す方法についてもお伝えしておきますね。税理士検索サービスで探す方法と、会計ソフトから探す方法がありますので、自分に合った方法で検索してみて下さい。

税理士紹介サービス

弁護士ドットコムの姉妹サイト。

法律で分からない事があり、サイトで検索すればほとんどこの『弁護士ドットコム』に行きつくようになっているので、多くの人がご存知かもしれませんね。

登録している税理士の数も多いので、選択肢が多いといえます。

会計ソフトから探せるサイト

株式会社マネーフォワードが運営しているサイト。登録している税理士は『数より質』という印象で、個人的にはおススメ

「MFクラウドサービス」に登録すれば、無料で税理士を紹介してくれるシステムです。

  • 【freee(フリー)】freee

freee株式会社が運営しているサイト。非上場だが、クラウド会計ソフトのシェアはトップ

登録している税理士は多いが、質としてはMFクラウドの方が上という印象ですね。

「どうやって税理士を決めたら良いかわからない」という人は、コーディネーターが代わりに探してくれるのでおススメ。

ほとんどの会計事務所が導入しているソフト。むしろ「弥生を使っていない事務所ってあるの?」というレベル

歴史も古く、使いやすいため多くの中小企業が導入しているソフト。

しかし、税理士を探すとなると少し疑問が残る。税理士の数は一番多いが、積極的に紹介しているという印象が薄いかなと。

まとめ

如何でしたでしょうか?

結論として、多くの人にとって高級車の現金での購入は、あまり現実的ではないかもしれません。

税理士のくだりでは、法人経営者や、個人事業主でない人にとっては「ふぅ~ん」という内容かもしれませんが、いつか役に立つかもしれませんよ。

また、今回は振込手数料など「セコいなぁ~」と思われた方もいるかもしれませんね(笑)。

しかし元来わたしは、色々な角度から見るのが好きなクセがあるので、そのクセが、逆に多くの人に役立つこともあるのかなと。

色んな方が、マセラティのファンになってくれると嬉しいですしね。