こんにちは。ロッソです。
前回の記事『マセラティの現行車種①』では、マセラティの現行車種5種類の簡単な説明と、パッケージについてお話ししました。
今回は、それぞれの車種について、もう少し詳しくお話していきたいと思います。
この記事の内容は、現時点(2018年10月)の情報をお伝えしています。
追記:消費税増税後の価格に変更しています(2019年10月)。
目次
マセラティ Ghibli(ギブリ)
出典:マセラティジャパン
「最近、マセラティを見かけること増えたなー」
と、あなたが感じているのは、このギブリを見かけているからかもしれませんね。
ギブリは、マセラティのエントリーカー(最初に乗り始める車)として、ここ数年、飛躍的に登録台数を増やしているモデルです。
実際、ディーラー営業マンも「売り上げの伸び率が、ハンパないです」と言っていました(もともとが少ないんだから・・・という意見もありそうですが(笑))。
さてこのギブリ、何十年も前から、この名称の車はありましたが、当時は2ドアでした。
現行の4ドアタイプは、2013年に発売され、多少の変更を加えながら、現在も販売されています。
4ドアなのに、セダンっぽくないのは、もともとが2ドアだったからかもしれませんね。わたしは、この流れるような形が大好きです。
ギブリの種類
『ギブリは、1,000万円を切る高級車』
なんて宣伝されていますが、それは『ベースグレード』と『ディーゼル』だけのお話。エンジンの形式などで、次のように大きく4つのタイプに分かれています。
グレード | 簡単な説明 | お値段 |
ギブリ | ベースグレード | ¥9,800,000~ |
ギブリS | ベースグレードより馬力アップ | ¥11,600,000~ |
ギブリSQ4 | 4輪駆動 | ¥12,350,000~ |
ギブリディーゼル | ディーゼルエンジン | ¥8,750,000~ |
ここで、意外と知られていないのが、『ギブリとギブリSでは見た目の違いがわからない』という事。
「うーん。だったら、安いベースグレードでいいんじゃない?」
なんて考えるかもしれませんが、わたしは断然『ギブリS』をおススメします!その理由については、また別の記事でお伝えしますね。
マセラティ Quattroporte(クアトロポルテ)
出典:マセラティジャパン
こちらも、ギブリと同じく4ドアセダンですが、格付けとしては『ハイクラスセダン』という取り扱いになります。
よく『このモデルのセグメントは~』なんて聞いたことありませんか?
この『セグメント』とは、要するに他の自動車ブランドの、どのタイプの車のランクですよって事(説明が簡単すぎますか?(笑))。
例えば、ギブリと比較される他社ブランドの車は、メルセデスだったら「Eクラス」、BMWだったら「5シリーズ」という感じです。
わたし個人としては、「ギブリがEクラスと一緒?・・・うーん」という感じですが、世間様がそう言うのだから仕方ありませんね(笑)。
そこで、このクアトロポルテのセグメントはというと、メルセデスで「Sクラス」、BMWで「7シリーズ」だそうです。
イメージとしては、「運転手さんが運転してくれて、オーナーは後部座席に乗る車」という感じでしょうか?
クアトロポルテの種類
さあ、今日もわたしの大好きな『グーグル翻訳』さんによりますと、クアトロポルテの直訳は、
『4つのドア』(笑)
わたし、こういった感じ大好物です。イタリアっぽくて(笑)。つまり『4ドアセダンだよ』って事ですよね。
しかし、4ドアセダンといえども、そこはマセラティ。エンジンや内装など、かなり攻めた作りになっています。
グレード | 簡単な説明 | お値段 |
クアトロポルテ | ベースグレード | ¥12,900,000~ |
クアトロポルテS | ベースグレードより馬力アップ | ¥14,900,000~ |
クアトロポルテSQ4 | 4輪駆動 | ¥15,850,000~ |
クアトロポルテGTS | V8エンジン | ¥20,350,000~ |
クアトロポルテとクアトロポルテSの違いとしては、ギブリと同じくパワーの違いのみで『S』とは『スポーツ』の意味なのでしょうね。
しかし、このパワーの違いは運転するとよくわかります。これはギブリでも同じですから、購入前の試乗で、必ず乗り比べてくださいね。
こうしてみると、ギブリとの違いは『ディーゼル車がなくて、そのかわりハイエンド車がある』という事でしょうか。
S Q4の注意事項
個人的にわたしは、4輪駆動に魅力を感じませんので、購入時の検討候補には入れませんでしたが、車好きの方の中には、
「スポーツ車なら4輪駆動」
なんて方もいるかもしれませんね。そんな方にご注意いただきたいのが、
『SQ4は、左ハンドルのみ』
という事です。昔は輸入車といえば左ハンドルでしたが、最近は右ハンドル対応のメーカーが増えています。
「左ハンドルはちょっと・・・」
とお考えであれば、必然的に候補から外れてしまいますね。
また、これはギブリも同様ですからご注意ください。
マセラティ Levante(レヴァンテ)
出典:マセラティジャパン
お次は、マセラティ唯一のSUVである『レヴァンテ』です。
しかしこの「SUV」って、定義が曖昧だと感じているのは、わたしだけでしょうか?
一部の車好きの方に、こんな事を言えば、「フッ」と鼻で笑われそうですが、
じゃあ実際に、そういった方々に「詳しく説明してみてよ」というと、さんざん話した挙句、最終的には
「その~・・・ジープみたいなヤツ」
で終わらせようとします(笑)。
まあとにかく、今やランボルギーニまでSUVを出す時代なので、各メーカー共、1モデルは用意しなければいけないのでしょうね。
レヴァンテの種類
レヴァンテは最近(2016年)発売ということもあるのか、次の3種類となっています。
グレード | 簡単な説明 | お値段 |
レヴァンテ | ベースグレード | ¥11,000,000~ |
レヴァンテS | ベースグレードより馬力アップ | ¥13,600,000~ |
レヴァンテディーゼル | ディーゼルエンジン | ¥10,200,000~ |
ギブリやクアトロポルテのように、『SQ4』の設定がないのは、レヴァンテは全車種に標準で設定されているからです。
SUVだけに、4輪駆動じゃないって可笑しいですもんね(笑)。
マセラティ GranTurismo(グラントゥーリズモ)
出典:マセラティジャパン
さあ、やっと登場!!これぞ、『ザ・高級スポーツカー』という感じの『グラントゥーリズモ』です。
昨年(2017年)にモデルチェンジしたばかりのこの車。
それまでは、他のマセラティモデルと同じように、数種類のグレードを用意していましたが、今回からは2つのタイプのみに絞り込んでいます。
エンジンが『フェラーリ488GTB』と同じタイプというのですから、それだけでも何となく凄いと思わせる(笑)。
グラントゥーリズモの種類
グレード | 簡単な説明 | お値段 |
グラントゥーリズモ スポーツ | ベースグレード | ¥19,250,000~ |
グラントゥーリズモ MC | エンジン同じで、マフラーの位置などが違う | ¥22,570,000~ |
両グレード共に、エンジンは同じなのですが、マフラーやボンネットの形状が異なります。
これは、MCが「とにかく走ることを追求」した結果なのかもしれません。
しかし、日本でそんなに走りこめる場所があるかどうか・・・。
「サーキットで走りたい!」とか「とにかく高いのが好きなの!」とか言わない限り、スポーツで十分だと思いますよ。
とにかくエンジン音が凄くイイ!!
・・・のですが、「ご近所さんの手前・・・」という方は、やめておいた方が無難です(笑)。
マセラティ GranCabrio(グランカブリオ)
出典:マセラティジャパン
最後に、マセラティ唯一のオープンカーです。
しつこいようですが、5種類しかないので、ほぼ『唯一』となります(笑)。
『グラン』は素晴らしいという意味で、『カブリオ』は、オープンカーを表現していますので、意味はそのまま
『素晴らしいオープンカー』(笑)
あっ、もうこのネタはいいですか?(笑)
グランカブリオの種類
グレード | 簡単な説明 | お値段 |
グランカブリオ スポーツ | ベースグレード | ¥20,370,000~ |
グランカブリオ MC | エンジン同じで、マフラーの位置などが違う | ¥22,150,000~ |
グランカブリオも、グラントゥーリズモと全く同じ設定となっています。
基本的に、2車種とも4シートですが、後部座席に乗るのは少し狭いかもしれません。
しかし、高級スポーツカーにありがちな2シートではありませんので、二人で乗る分にはバッグの置き場所には困りませんね。
意外とこれ、些細なことですが、使えば使うほど感じるものですよ。
グランルッソ グランスポーツ
マセラティの車種は、上記の5車種のみですが、『オプションパッケージ』として
『ギブリ、クアトロポルテ、レヴァンテの3車種のみ』に、この『グランルッソ』と『グランスポーツ』を用意しています。
パッケージって何?とお思いの方は、こちらを参考にしてみて下さい。
なぜ、3車種だけの設定かと言いますと、これはわたしの想像ですが、もともとグラントゥーリズモとグランカブリオは、細かいオプション設定が用意されていて、ボディーカラーやレザーシートなどの種類が、他の3車種よりも豊富に設定されています。
これは、他の高級自動車メーカーでも同様ですが、ある程度の金額を超えた車を購入される方というのは、徹底的に細部にまでこだわる事で、『自分だけのオリジナルカー』を作ろうとします。
残念ながらこれは、「お金はいくら掛かってもイイ」という感覚でないと出来ませんよね(笑)。
しかし、そこまではいかなくとも、せっかくマセラティを購入したのだから、少しは手を加えたいというのも人間の心理です。
そこで、パッケージにすることで、少しでもお安くお客様の要望に応えた結果が、このグランルッソとグランスポーツの設定という事なのでしょう。
素晴らしいですね、マセラティさん。
しかし、わたしが購入する時にも設定しておいてほしかった(笑)。
何でもそうですが、後から出たもののほうが、お得なんですねぇ~(笑)。
まとめ
さあ、長文お疲れさまでした。
今回は、全車種一覧でしたので、簡単な説明だけになってしまいましたが、今後は、それぞれの車種について、もっと掘り下げていきますね。
ちなみに、今回希望小売価格を掲載していますが、これは2018年10月現在の情報です。今後変更があるかもしれないので、ご注意くださいね。
外国企業は『為替変動のため』なんて、よくありますので(笑)。