マセラティの新しい支払方法「MASERATI UNO」

購入

こんにちは、ロッソです。

消費税が、今年の10月に増税されるという事で、そろそろ本気でマセラティ購入を検討し始めている方もいるでしょうね。

このブログでは、これまで消費税対策や、様々な購入方法についてお伝えしていますので、よければそちらも参考にして頂ければと思います。

さて、最近売り上げの振るわないマセラティですが、何も対策をしていないわけではありません。

この4月から、新しい支払方法として「MASERATI UNO」なるものを発表しました。

そこで今回、この「マセラティ ウノ」について考えてみたいと思います。

目次

UNO(ウノ)の意味は?

ネーミングがあるからには、そこには何かしら意味が込められているという事ですよね。

では、UNOの意味はと言うと、イタリア語で「1」という意味だそうです。

 

という事は、「マセラティ 1」という意味になるという事。

 

これだけ見ると意味がよくわかりませんが、結局はこの支払方法、「1回だけの支払いで済みますよ」という内容のようです。

突き詰めれば「残額据置方式」

1回だけの支払いとなれば、「現金一括払い」しか想像できませんよね。

しかし、この「マセラティ ウノ」は現金一括払いではなく、ちゃんとしたファイナンスプログラムとなっています。

マセラティジャパンのホームページを見ると、何だかあれこれと書いてあり、斬新的な方式のように思えますが、結局は他のブランドも取り扱っている「残額据置方式」と内容は一緒です。

 

まぁそこは、イタリアっぽくネーミングしたというだけの違いで(笑)。

 

この残額据置方式、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。

簡単に言えば、ある程度の頭金を入れて、月々の支払いはせず、数年後(2~3年後)に①車を返却するか、②新しい車に乗り換えるか、③残額を支払うかを選択するというものです。

要は、月々の支払いが無いローンみたいなものですね。

ローンですから、当然利息も発生しますし、所有権の移転もありません。

まぁ、厳密に言えば、マセラティにはこの他にも据置タイプの支払い方法(トリデンテプラン)がありますが、これは本体価格から残額を差し引いた分を「月々」支払うものとなっています。

これに対し、このマセラティウノは「最終回に」1回で支払うというものですので、似て非なる感じですね。

前者がいわゆる「残価設定型プラン」で、マセラティウノは「残額据置支払い」という表現になるのでしょうね。

お得なのか?

では実際、このマセラティウノはお得なのか?という話ですよね。

こればかりは、それぞれの感覚によるでしょうが、わたし個人としては、「全くお得じゃない」と。

 

・・・マセラティさん、すいません(笑)。

 

確かに、マセラティだけでなく、各自動車ブランドの宣伝文句を見ていると、

 

「月々の支払いが無いから楽」

「残りのお金は、有効活用できます」

 

などなど、良いことばかり書いています。

まぁ、そりゃそうですよね、買ってもらうためには悪いことは書けません(笑)。

一応、何処のブランドも注意書きはしていますが、良いことを書いているフォントサイズの半分くらいのサイズで書いています(笑)。

例えば、マセラティジャパンのホームページでは、ギブリにおける支払いプランを記載しています。

ここで、ギブリ グランスポーツ車両本体価格(税込み)¥9,650,000~として、

  • 2年の支払い

実質年率:1.00%

お支払回数:1回

お支払期間:2年(24ヶ月)

頭金:3,380,000円

据置金額:6,270,000円

据置手数料:125,400円

最終回支払金合計額:6,395,400円

お支払総額:9,775,400円

  • 3年の支払い

実質年率:1.00%

お支払回数:1回

お支払期間:3年(36ヶ月)

頭金:4,830,000円

据置金額:4,820,000円

据置手数料:274,740円

最終回支払金合計額:5,094,740円

お支払総額:9,924,740円

などとしています。

 

ここで、話は少しそれますが、マセラティジャパンのホームページって見にくいですよね。重たいし・・・、余計なお世話かもしれませんが、もうちょっと何とかしてほしいなと(笑)。

 

・・・話を戻して(笑)。

一応、マセラティとしても据置金額を明確に設定しているという事は、数年後には下取り価格もそれくらいの金額に収まると予測しての事だと思います。

ただ、注意書きとして「据置価格は車両買取を保証するものではございません」としているので、マセラティとしては何かあっても痛くもかゆくもありません。

また、「据置手数料」などと記されていますが、これは結局金利と同じですので、3年の支払いで考えた場合、274,740円の追加費用が発生します。

マセラティとしては、「残りのお金は有効活用できます」なんて言っていますので、要は「据置金額を投資に回して、それで利息分稼いだらお得でしょ?」みたいな事を言っているのかと。

 

うーん、3年で約6%の利益ですか・・・、出来ない事はないでしょうが、得をするのはマセラティだけのような(笑)。

 

まぁ、車両本体価格の半額を支払って、マセラティに数年乗ってもらい、多くのファンを増やしたいというマセラティの気持ちはわからなくもありません。

「お試し」という意味では、検討しても良いかもしれませんね。

ただ、しつこいようですが、わたしはお得だとは思いませんが(笑)。

まとめ

マセラティファンを増やしたいのであれば、わたしは「マセラティ ウノ、お得ですよ」なんて言うべきなのでしょうが、わたし、ウソはつけません(笑)。

正直、「実質年率1%」だったら、普通にローンを組んだ方が顧客にとってお得ですよね。

何故なら、金利は残額に対して掛かってくるので、毎月返済すれば残額も減り、それと同時に利息も減る訳ですから。

ただ、人の価値観はそれぞれですし、あくまでのわたしの意見ですから、参考程度にして頂いたらと思います。