マセラティのタイヤ事情『おススメタイヤ』は?

パーツ

こんにちは、ロッソです。

高級車を購入する場合、新車の購入価格は、各自動車ブランドのサイトや、その他多くのサイトで、大体の値段はわかると思います。

しかし、一番気になるのに、どこにもあまり詳しく書いていないのが「維持費について」ではないでしょうか?

わたしも、購入前にこの「維持費について」すごく調べましたが、どこにも納得できる回答がありませんでした。

わたしが気になったのだから、他にも気にする人もいるだろうという事で、今後、可能な限り維持費についてお伝えしようと思います。

 

そこでわたしの経験上、維持費に一番お金がかかっているのが『タイヤ』でした。

 

ある程度想像はしていましたが、これほどとは・・・(笑)。

そこで今回、タイヤの維持費についてお伝えしようと考えていましたが、それよりも前提として、そもそも『マセラティに取り付けるタイヤ』がどんな種類のタイヤなのかを知った上でないと、この「タイヤの維持費が高い」という事が伝わりにくいと思いましたので、まずは『マセラティのタイヤ事情』についてお伝えしようと思います。

わたしの所有している車は「ギブリS」ですので、他の車種を検討中の方は、全く同じようにはなりませんが、多少の参考にはなると思いますよ。

目次

タイヤメーカーの好みは、人それぞれ

新車を購入する時、出来れば自分の好きなタイヤメーカーを取り付けてほしいと望む人もいるでしょう。

しかし、そこは各メーカーの「大人の事情(笑)」もあるでしょうから、簡単にはいきません。

今はどうなんでしょうか?わたしは最近、ドイツの車を購入していないのでわかりませんが、少し前、ドイツ車を購入すると、コンチネンタルのタイヤが付いている事が、多かったように思います。

わたしは車のスペックや、その数字にあまり興味がありませんが、感覚というかフィーリングは重視します。

 

ですから、「走り心地」には結構こだわります。

 

例えば、今や世界的にタイヤと言えば『ブリジストン』がトップブランドですよね。性能が良い事は、わたしもよくわかります。

ですが、メルセデスに乗っていた時代、ブリジストン製のタイヤだとどうもシックリこない。そこで、ミシュランに変えたら、『これだ!!』と思えた事がありました。

あなたも、そのような経験はありませんか?『合う合わない』ってありますよね?

色んな事がきっかけで、それぞれ好みのタイヤブランドが決まっていくと思います。ちなみにわたしは、これ以降、ミシュランのファンになりました。

しかし、「わたし、タイヤの事よくわからない」という人もいるでしょう。

そういった場合は、その自動車ブランドが推奨しているタイヤブランドを使用していれば、ほとんど問題はないと思います。

承認タイヤって何?

各自動車ブランド共に、推奨しているタイヤメーカーがあり、それは購入する車種によっても様々です。

通常、高級車であれば新車購入時に、その推奨タイヤブランドの「承認タイヤ」を取り付けているはずです。

 

ここで、「承認タイヤって何?」って思いますよね?(紛らわしいですが、『推奨』と『承認』を使い分けていますので、ご注意くださいね)

 

承認タイヤとは、自動車ブランドと、その提携しているタイヤメーカーが共同して開発したタイヤであり、市販品より更に、その自動車ブランドの車の性能に、フィットしたタイヤという事です。

簡単に言えば、その自動車ブランドが『お墨付き』を与えたようなものですね。

承認タイヤは、そのお墨付きだという事がわかるように、タイヤの外側にそれぞれ独特なマークが付いています。

例えば、BMWだったら『☆』とか、メルセデスは『MO』だったかと思います(見えにくいかもしれませんが、下の画像をご参考に)。

そこで、マセラティの承認タイヤはというと、タイヤの外側に『MGT』と、刻印されています。

承認タイヤのメリット、デメリットは?

自動車ブランドが承認しているタイヤなのだから、メリットだらけと思ってしまいそうですが、わたし個人としては、正直あまりメリットを感じたことがありません。

 

しいて言うなら、『少しグリップが良いかな?』くらいでしょうか?

 

また、この承認マークは、車に詳しい人くらいしか知りませんので、特別気にすることもないと思います。

しかし、中には「ふーん。承認タイヤじゃないんだ~」なんて、ニヤニヤしながら言う人もいるらしいので(わたしの周りにはいませんが)、そういった奇特な友人を持っているのだったら、承認タイヤにしておいても良いのかもしれませんね(笑)。

マセラティが推奨する「タイヤブランド」

では、マセラティが推奨するタイヤブランドは何か?というお話になりますよね。

マセラティが推奨するブランドは『ピレリ』です。わたしの知る限りは、新車購入時にはピレリのタイヤが取り付けられているはずです。

少数ではありますが、コンチネンタルとブリジストンもあります。しかしメインはピレリとなっています。

タイヤに詳しい人にすれば、「ピレリ?ピレリってどうなのよ?」なんて思われるかもしれませんが、かくいうわたしも「初ピレリ」でした(笑)。

 

しかし、フェラーリやランボルギーニなどの高級スポーツカーに、ピレリタイヤが多いのも事実。

 

ということは、やはりそれだけの実績があるということなのでしょう。

「ピレリ 評価」などで検索すると、さまざまなサイトにおいて、デメリットが記載されています。その多くが「音がうるさい」「品質にバラツキがある」というものでした。

しかし、「音がうるさい」に関して言えば、マセラティを始めとした高級車は、そもそも「爆音」ですので、あまり気にすることはないかと(笑)。

また、「品質にバラツキがある」というのも、マセラティなどに取り付けられるピレリタイヤは、『P ZERO(ピー ゼロ)』と呼ばれるピレリの中でも最高レベルの品質ですので、そこは問題にならないかと思います。

問題があるとすれば、他のタイヤブランドと比べて『少しお高い』という事くらいでしょうか(笑)。

結局、おススメは?

長々と、マセラティのタイヤ事情についてお伝えしてきましたが、『結局、おススメは何なの?』と考えますよね?

しかし、すみません。前述したとおり「タイヤメーカーの好みは、人それぞれ」ですので、おススメというのは無いんです。。。

 

ただ一つ言えることは、「極端に安いタイヤには手を出さないほうが良い」ということですね。

 

そうなると、選択肢としては、「ピレリ」「コンチネンタル」「ブリジストン」「ミシュラン」のブランドになると思います。

しかし、あなたが相当タイヤに詳しくない限り、どのブランドを選んだらよいかわからないですよね。

そこで、わたしの乏しい知識と客観的意見で恐縮ですが、あなたの運転スタイル(目的)別に、タイヤブランドの提案をしてみたいと思います。

運転スタイル別のタイヤブランド選択

1.ピレリ

ギブリのタイヤサイズは、18インチから21インチまで有り
  • ピレリの長所

マセラティの承認タイヤを製造している

高級車スポーツカーの多くが、ピレリタイヤを使用

マセラティディーラー自体の取り扱いがある

高速走行の機敏性は高い

  • ピレリの短所

高額である

取り扱う店舗が国内に少ない

比較的消耗が激しい

乗り心地は、少し硬く感じる

走行時の音が、少しうるさく感じる

  • こんな人におススメ

サーキット走行をしたり、スピードを出すことが多い人

高額でも良いから、とりあえず簡単にディーラーへお願いしたい人

安心を重視する人

消耗が激しい分、維持費にお金が掛かっても平気な人(笑)

2.コンチネンタル

  • コンチネンタルの長所

高級車の『純正』タイヤとしての取り扱いが多い

マセラティディーラーでの取り扱いがある

高速走行の機敏性が高い

取り扱い店舗が、ピレリに比べて多い

  • コンチネンタルの短所

高額である

乗り心地は、硬く感じる

  • こんな人におススメ

スピードを出すことが多い人

少しでも多くの店舗で比較したい人

高額でもいいから、マセラティディーラーにお願いしたい人

3.ミシュラン、ブリジストン

  • 長所

世界のトップブランドであり、安心感がある

他のブランドに比べて、雨天時の走行性能が高い

走行時の音が静か

滑らかな走行性能で、安定感がある

消耗は比較的長く持つ

  • 短所

種類によっては、「ものすごく」高額になる

ディーラーでの取り扱いは、期待しないほうが良い

サーキット走行や、高速走行には向いていない

  • こんな人におススメ

そんなにスピードは出さず、街乗りメインの人

走行時の静寂性を求める人

頻繁にタイヤ交換をするのが面倒な人

特に、ディーラーでの交換にこだわりの無い人

如何でしょう?多少の参考になれば嬉しいです。

自分がどういった運転スタイルで、何を重視しているかによって、選ぶタイヤブランドも変わってくることがおわかり頂けるでしょうか?

ただ、マセラティに関して言えば、そもそもタイヤサイズが大きく、そのサイズの取り扱いのあるタイヤブランドが少ないので、結果的に選択肢として『承認タイヤしか無かった』ということはあり得ます(実際にわたしがそうでした)。

まとめ

多くの人がそうだと思いますが、たとえ高級車を購入したとしても、出来るだけ余計な費用はかけたくないと考えるはず。

しかし、タイヤに関して言えば、わたし達の命を預かる大事な部品であるがために、そうは言ってられないのも現実です。

悩みの多い部分ではありますが、ここは削ってはいけないと個人的に思います。

特に、マセラティは少しアクセルを踏み込んだだけで、一気に加速するスポーツカーです。

安全をお金で買うと思えば、少しは気が楽になるかも?(笑)