こんにちは、ロッソです。
このブログ、マセラティについての様々な内容をお伝えし続けてきましたが、これまでセーフティ機能についてはほとんど触れてきませんでした。
最近のクルマはどんどん進化していますし、特にこの安全装置についてはかなり多くの技術が登場しています。
ですから、クルマのブログを書く以上、このセーフティ機能についてはちゃんと書くべきなんですよね。
・・・いや、わかってるんです。でも、正直苦手分野でして(笑)。
実は先日、このブログを読んで下さっている方からメールがあり、この安全装置についてのご質問を頂きました。
分かる範囲で何とかお答えしましたが、改めて「勉強しなおさなきゃな」と。
そこで今回は、マセラティのセーフティ機能について少し考えてみようと思います。
目次
最新型のマセラティはセーフティ機能が充実している
実はマセラティ、数ある自動車メーカーの中でも、このセーフティ機能が結構充実しているメーカーなんですよね。
2018年以降に発売された車は、ほとんどが「先進運転支援システム」でレベル2を達成しています。
この先進運転支援システムとは、レベル0からレベル5までの6段階あり、いわゆる自動運転システムはレベル3以上からとなりますので、現段階で発売されている車としてはレベル2が最高という訳ですね(アウディのA8がレベル3だそうですが、日本では発売されていないので)。
レベル2の特徴としては、渋滞時に自動でスピードを調整する「クルーズコントロール」などが有名かと思います。
ただし、このレベル2が搭載されているのは「ギブリ」「レヴァンテ」「クアトロポルテ」の3車種のみとなっており、「グラントゥーリズモ」「グランカブリオ」には搭載されていません。
まぁ、この2車種は10年以上前に開発された車ですから、仕方がないのかもしれませんね。
また、2018年モデルより前の車においては、こうしたレベル2の安全機能は設定されていませんから、中古車を購入される方はご注意ください。
わたしのギブリSは、2018年以前に購入しましたから、こうしたレベル2の安全装置は搭載されておりません。
えぇ、だからこのセーフティ機能については苦手分野なんですよね。と言うか、あまり知らない(笑)。
2017年の登録車は微妙
また、中古車を購入されるときに注意していただきたいのが2017年に登録した車について。
先ほど、「2018年モデルからレベル2へとなった」とお伝えしましたが、大抵どこの自動車ブランドでも〇〇年モデルとか言いながら、その前年に発売する事が多いですよね。
ですから、仮に2017年の登録車を購入したとしても、このレベル2搭載の車を購入できる可能性があると言えます。
ただし、販売店の営業マンに聞いても「さぁ~、どうなんでしょうねぇ~」と言われる可能性大かもしれません(笑)。
意外とこの辺は、販売している人はあまり気にしていませんからね。
簡単に確認する方法としては、その購入を検討している車の「型式」を確認するのが一番だと思いますが、それよりももっと簡単な方法もお伝えしておきましょう。
エンブレムを見れば大体わかる
その方法というのが「エンブレムを確認する」という事。
以前の記事「車のエンブレムと安全装置」でもお伝えしましたが、ここ数年のマセラティのエンブレムは「ミリ波レーダー」が搭載されているため、何というかプレートみたいな形状になっているんです。
言葉でお伝えしても分かりにくいと思いますので、画像で説明しますね。
まずこちらが、わたしのギブリSのエンブレム(古い型式ですね)。
どちらかというと、立体的な形状になっているのが分かるかと思います。
そしてお次が、最近のマセラティに取り付けられているエンブレム。
・・・うーん、いつも思うのですが、「ワッペン」みたいだなと(笑)。
個人的には前者の方が好きなのですが、安全性を考えれば仕方がありませんよね。
この後者のエンブレムが取り付けられていれば、ほぼ間違いなくレベル2が搭載された車だと思うのですが、絶対とは言い切れませんので、出来れば型式をしっかりと確認するようにして下さい。
現在のマセラティに装備されているセーフティ機能
では、具体的にどのような機能が、現在のマセラティに搭載されているのかについても見ていきましょう。
まずは標準装備の機能から。
【標準装備の安全機能】
- 車線逸脱防止装置(レーン・キーピング・アシスト)
- アダプティブ・クルーズ・コントロール
- 前方衝突警告プラス
- 前方歩行者衝突警報
- ブラインド・スポット・アラート
ここで、実はマセラティに標準装備されている安全機能は、全車種統一ではないんですよね。ギブリだけ少し遅れていて、レヴァンテが一番進んでいるというイメージです。
ギブリの場合、これ以外の先端機能は「ドライバー・アシスタンス・パッケージ」というオプションを付けないと搭載されません。
しかも、マセラティのHPってかなり分かりにくいですから、上記が本当に標準装備なのかも怪しい(笑)。
まぁ、カタログを基に整理していますから恐らく大丈夫だとは思いますが、念のためディーラーに確認してください(例えば、レヴァンテでは標準装備のものが、ギブリではオプションのみであったりするので、HP上だけで確認するのは難しいと言えます)。
で、ギブリの場合、税込みで180,000円ほどする「ドライバー・アシスタンス・パッケージ」を追加すると、以下のような機能が追加されます。
【ギブリのオプションで追加できる安全機能】
- サラウンド・ビュー・モニター(レヴァンテは標準)
- 交通標識認識(TSR)
- アドバンスト・ブレーキアシスト
基本的に、交通標識認識だけは現在のところ全ての車種でオプションとなっていますが、レヴァンテはサラウンド・ビュー・モニターが標準装備となっている事などから、ギブリ以外の車種はかなり安全装置が充実している印象があります。
もちろん、今年(2020年)の7月15日にギブリはモデルチェンジする予定ですから、その際にある程度の機能が増える可能性は高いでしょう。
安全機能の紹介
それでは次に、マセラティに搭載されている安全機能の内容についても見ていきましょう。
レーン・キーピング・アシスト
出典:マセラティジャパン
まずは「レーン・キーピング・アシスト」から。
こちらは最近であれば、かなり多くの車に搭載されているのでご存知の方も多いでしょうね。
上の画像にもあるように、車線からはみ出るとディスプレイ上で警告してくれ、ハンドルにも振動が伝わるようになっています。
ただ、「運転の邪魔をして欲しくない」という人もいるでしょうから、設定において「ディスプレイ表示のみ」を選択し、振動させない事も可能のようです。
アダプティブ・クルーズ・コントロール
出典:マセラティジャパン
そしてお次が「アダプティブ・クルーズ・コントロール」について。
クルーズ・コントロールについても最近では一般的に認知されるようになっていますから、ここで敢えて説明する必要もないと思いますが、このマセラティのシステムは「ストップ&ゴー機能」が付いており、渋滞時にも活躍します。
渋滞時に前方車両が停止すると、このストップ&ゴー機能が働き、完全に停止するまでブレーキをかけてくれるのですが、その停止時間が2秒未満であれば、自動的に車両を再発進させてくれるという中々の優れものです。
前方衝突警告プラス
出典:マセラティジャパン
そして次が「前方衝突警告プラス」について。
こちらは、前方車両に接近し過ぎた場合、ディスプレイ上に警告を表示してくれ、それでもドライバーがブレーキを踏まなければ、自動的にブレーキをかけてくれるというシステムです。
これも結構助かりますよね。
ただ、人によってはこちらに対しても「運転の邪魔になる」という人もいるでしょうから、マセラティは設定において、このシステムの作動距離を調整できるようにしています。
サラウンド・ビュー・モニター
出典:マセラティジャパン
お次が「サラウンド・ビュー・モニター」。
このシステム、簡単に言えば上記の画像のように、上空から自分の車を見下ろせるようになるというシステム。
まぁ、実際に上空から見下ろしている訳ではありませんが、クルマの周囲にある4つのカメラを利用して「見下ろしている感覚」にしているという事。
現在、こちらが標準装備となっているのはレヴァンテのみで、ギブリとクアトロポルテはオプションのみとなっています。
アクティブ・ブラインドスポット・アシスト
出典:マセラティジャパン
そして最後が「アクティブ・ブラインドスポット・アシスト」という機能。
こちらは簡単に言えば、ミラーなどで見えない「死角」の部分をレーダーにて感知してくれるというシステムです。
マセラティのドアミラーってかなり見やすいのですが、それでもどうしても見えない死角は生まれます。
そうした死角に他の車が接近してきた場合、ドアミラーに警告灯が点灯されるので、ドライバーは「あぁ、今は見えてないけど、クルマが死角にいるんだな」という事が分かる訳ですね。
このシステムも、事故防止には有難いシステムだと言えます。
上記以外にも様々なセーフティ機能がありますが、代表的なものとしては以上の通り。
これら以外のセーフティ機能についてもっと詳しく知りたい方は、お近くのディーラーにて確認するようにして下さい。
まぁ、意外と営業マンも、このセーフティ機能にあまり詳しくありませんが(笑)。
まとめ
このセーフティ機能については、モデルチェンジの度に新たな機能が追加されるため、あくまで「現時点」の情報であるという事にご注意ください。
今後のモデルチェンジでどのような変化があるか分かりませんが、後日改めて整理した記事を書こうと考えています。
まぁ、現時点で覚えておくべきことは、「2017年登録のクルマを購入する場合はよく確認してくださいね」という事と、「車種によって標準装備のセーフティ機能が異なりますよ」という事くらいかなと思います。
えぇ、かなり雑な内容ですみません(笑)。