こんにちは、ロッソです。
車を維持していく上で、一番重要となる「整備・点検」ですが、皆さんは、いつも決まったところにお願いしているのでしょうか?
わたしはというと、今まで所有していた車を含め、「ほぼ」正規ディーラーにてお願いしています。
やはり、「餅は餅屋」と言いますし、安心感があります。
しかし「ほぼ」と書いたからには、それ以外の場所でも、お願いしたことがあるのも事実。
正直、「作業の内容によって使い分けている」と、言ったところでしょうか。
結局、「整備・点検は何処がいい?」なんて言っておきながら、冒頭での結論となってしまいますが、「基本はディーラー」「簡単なのはそれ以外」といった内容です。
ただ、壊れやすいイメージのマセラティです。どこをどう割り切っていいのか不安ですよね?
そこで今回は、「整備・点検」を項目ごとに分け、それぞれ何処にお願いしたら良いかについて、お伝えしようと思います。
あくまでも、「わたし目線」ですから、最終的にはご自身の判断で選んでくださいね。
目次
タイヤ交換は何処でする?
以前の記事マセラティギブリSの『タイヤ交換頻度』についてでもお伝えしましたが、わたしはタイヤ交換を、ディーラーにお願いしています。
ただ、正直言ってかなり高いので、何度か専門店にお願いしようとしたことが。
その度に、専門店のスタッフさんに言われるのが「えっ、マセラティですか?」と。
何処に行っても言われるので、最近は少し諦め気味です(笑)。
皆さん口を揃えて、「交換は問題無いのですが、最後の調整が自信がありません」と。
いえ、良いんです。わたしはむしろ、こういった風に「正直に」話してくれることに好感を持ちます。
ですから、「違う車を購入したら、その時はお願いしますね」と言って立ち去ります。
ですが、むしろ怖いのは「はい、大丈夫です。何でもオッケーです」と言う人。
こういう人に当たって、わたしはオッケーだったためしがありません(笑)。
ですから皆さんも、こういった人に当たったら「あっ、ヤバいな」と思っていいかと(笑)。
ですから、「タイヤ交換くらい・・・」と思いたいところですが、そこはディーラーに頼んだ方が、後々安心だと思います。
ただ、ディーラーさんはタイヤを安く仕入れる事が「ほぼ」出来ません。稀に出来たとしても、「前輪が新品で、後輪が中古ですか?」みたいな事も(笑)。
ですから、ご自身でネットで安く仕入れ、それをディーラーに送ってもらい、取付け費だけディーラーに支払う形がベストだと思います。
ただし、ディーラーと良好な関係が出来ていないと、露骨に嫌がられる場合もありますから、そこは上手に活用しましょう(笑)。
ブレーキパッドや足回り、マフラーなどは?
車の整備に詳しい人などは、自分の馴染みの修理工場を使いたがる傾向があります。
確かに、ちょっとした町工場でも、かなりの技術力を持っている事があるので、そういったところに頼むのも一つかもしれませんね。
ただし、そういったところに頼むとしたら、せいぜい「機械系」の部分だけでしょう。
今の車はほとんどが「電気系」で構成されているので、コンピューターで走っているようなものです。
じゃあ、エンジンなどは機械系かと言うとそうでもなく、機械系で残されているのはブレーキパッドやほんの一部かと。
実際、ディーラーにもよりますが、ほとんどのディーラーはマセラティであっても、ブレーキパッドの交換などは「外注」している事が多いかと思います。
ですからいっその事、そういった部分については、腕に自信のある修理工場に頼んでみるのも良いでしょうね。
また、ネットで探すなら『グーピット』が良いかもしれません。
自宅の近くから探せますし、パーツの持ち込みが出来る工場も探せます。
何より、車種ごとの修理実績も確認できるので、マセラティでも安心してお願いできると思いますよ。
新車購入時に、マセラティのメンテナンスプログラムを契約している場合、マセラティの正規ディーラー以外の店舗などで改造をすると、この保証の対象から外れる場合があるのでご注意ください。
簡単な点検などは?
ここで一つお伝えしておきますが、ガソリンスタンド(GS)で、たまに「点検しましょうか?」なんて、ボンネットを開けようとする店員さんがいますが、あれはお断りしたほうが良いと思います。
いえ、彼らも仕事ですから仕方がありません。ですからあくまで「やんわりと」(笑)。
わたし、今まで乗ってきた車で、「えぇ、じゃあ」なんてお願いし、散々痛い目にあった事があります。
いえ、技術力うんぬんを言っている訳ではありませんよ。ただ、それだけの設備をそろえているGSって、そんなに見た事がありません。
例えばメルセデスで言うと、私が所有していた数年前でも、点検はコンピューターに繋いで行っていました。
ですから、そのソフトが無いと点検のしようがありません。
ですがある時、少し規模の大きいGSに行った時、「ウチは、メルセデスも点検できるので」なんて言われたので、何も考えずわたしは「じゃあ」と(笑)。
それが災いの元でした・・・。
そのGSのスタッフさん曰く「エンジンの○○が壊れているので、今すぐ修理しないと大変です」と。
確かにその時、エンジンのかかりが悪かったので、わたしは一瞬「お願いしようかな?」なんて考えました。
しかし冷静に考えてみると、「それって、今すぐ必要?」と思い、後日ディーラーで点検することに。
すると結果は、「ただのホースの劣化ですよ」と。
ホースの取り換えが1万円、GSに頼んでいたら6万円。
しかも、正常な部分に手を入れるわけですから、逆に不具合が起きていたかもしれませんね。
車に詳しくない人が「大変ですよ」なんて言われると、どうしても焦ってしまいます。
まぁ、それも商売と言えば商売ですが・・・。
ですからわたしは、GSに限らず、相手を焦らせて売りつけようとする人は敬遠しています。
しかしここで、
「でも、オイル交換くらい良いんじゃない?」
と、考える方もいるでしょうね。
わたしもそれは、否定しません。
オイル交換程度でしたら、むしろディーラー以外の方が安く済みますし、技術面でも不安はありませんしね。
ただ、マセラティは新車購入から3年間は、1年毎に、エンジンオイルやオイルフィルターなどの交換がパッケージ化されています(マセラティメンテナンスプログラム)。
ですから、基本はその1年毎の交換で済まし、頻繁に車を使用する場合は、距離数に応じて安いところで交換されれば良いでしょう。
一応お伝えしておくと、各ディーラーでも6か月点検の案内を出していますが、こちらは点検自体が有料となっています。
そのディーラーにもよると思いますが、6か月点検は30,000円(税抜き)程度だったかと。
ここには、オイル代は入ってませんよ?あくまでも「点検代」だけです。
うーん、お高い(笑)。
ただ、今後長く乗り続ける事や、リセールを考えるならば、ディーラーで定期的に点検してもらうほうが安心かもしれません。
オイルだけでなく、他の部分も一緒に点検できますしね。
悩ましいところですが、一応わたしは歯を食いしばって、出来るだけお願いしています(笑)。
ただ、中古で購入した場合などは、保証などが新車時の仕組みと異なりますので、そこはディーラーの担当者とよく相談したほうが良いですね。
コーティングは?
これは、ディーラーではお願いしません。
わたしはGSでお願いしていますが、それでも十分だと感じています。
ただ、全てのGSで安心してお願いできるかというと、そうでもありません。やっぱり、技術の差ってありますからね。
近くに信頼できるGSがなければ、専門店にお願いしたほうが良いと思います。
もちろんディーラーでも取り扱ってますが、
「恐ろしく、高い」(笑)。
ここは、個人的にいえば、ご自身の好きなところで良いと思います。
まとめ
昔は「宇宙一壊れる」などと言われていたマセラティですが、最近はそうでもありません。
実際わたしは数年乗っていますが、それほど困ったこともありませんし。
ですが、やはり販売台数の少ない車ではあるので、一般的な車に比べて、不具合の発見が遅れる可能性は高いと言えるでしょうね。
ですからわたしは、「基本的にはディーラー任せ」にしています。
もちろん、ディーラーだからと言って、必ずしも技術力が高いわけではありません。そこはディーラー間の比較も必要になりますので、手放しに「ディーラー最高!」なんて、言っているわけではありませんからね(笑)。
ただ、「維持費を少しでも抑えたい」という方もいると思いますので、その場合は、「何を犠牲にするか」を考えなければいけませんよね。
もっとも、車を所有するにおいて一番気になるのは「安心」かもしれません。
お金を重視するのか、安心を重視するのか、そこはバランスを取りながらといったところでしょうか。