こんにちは、ロッソです。
わたしがマセラティを購入する前、一番気にしていたのが「故障」についてでした。
しかしこれについては、確かに問題があるにはありますが、実際乗ってみるとそれほど困ったこともなく、考え過ぎだったかなと。
そして、故障の次に気にしていたのが『エンジン音』です。
以前の記事高級車購入後の周囲の反応① - ご近所編でもお伝えしましたが、やはりご近所さんの事を考えると、爆音の車を購入するのは、少し気が引けてしまいますよね。
わたしのご近所さんは良い人ばかりですので、苦情などは一度もありませんが、マセラティがそれなりのエンジン音がするのも事実。
そこで今回は、わたしの所有するギブリSをメインに、マセラティのエンジン音についてお伝えしようと思います。
目次
実は、それほど気になる大きさではなかった
購入してみて思う事は、「実は、それほど爆音でもないな」という事。
まぁ、慣れてしまったといえば、それまでですが(笑)。
確かに、一般的な車よりはうるさいですよ。でも、当初わたしは、フェラーリなどと同じようなあの独特の「甲高い音」を想像していたので、実際購入してみて「なーんだ」と。
ただ、しつこいようですが、「一般的な車より」はうるさいです(笑)。
ここで、「マセラティのエンジンは、フェラーリと同じエンジン」などと言っている人がいますが、あれは厳密にいうと少し違います。
確かに、クアトロポルテのV8エンジンなどは、「フェラーリ製」と謳っていますが、フェラーリのエンジンと全く同じという訳ではありません。
多少の組み換えは施しているので、「完全なフェラーリエンジン」とはならないかと。
まぁ、マセラティジャパンのホームページにも「フェラーリ製」なんて書いているので、勘違いしますよね。
また、「ギブリもフェラーリ製なんでしょ?」なんて事をたまに尋ねられますが、これも違います。
ギブリのエンジンは「フェラーリの工場で組み立てられている」だけであって、設計はマセラティが行ったものとなっています。
ですから、通常のエンジン音は、フェラーリのようなエンジン音は出しません。
ただ、する時はする
しかし、慣れているわたしでさえ、その爆音に驚くことがあります。
それが、
「冬の朝一番の始動」と「久しぶりにエンジンをかけた時」
です。
この時ばかりは、近所中に鳴り響く爆音が聴けます。
いえ・・・、聴きたくはないんですが(笑)。
やはり冬の寒い季節は、エンジンが冷えていますので、「すぐに温めなきゃ」と、ギブリは頑張ってくれます。
まぁ、夏になれば落ち着いてくれるので、冬の間は「あぁ、もうそんな季節か」と、諦めるしかありません(笑)。
また、長期の旅行から帰ってきたときは、時間帯を気にしながらエンジン始動するとか・・・。
とにかく、「する時はする」と考えておいたほうが良いでしょう。
むしろ「爆音を出したい」という人は?
しかし、わたしとは逆に「せっかくマセラティを買ったんだから、爆音を出したい」という人もいるでしょうね。
人の好みはそれぞれです。
そういった人のために、ここで、マセラティのエンジン音を楽しむ方法をお伝えします。
スポーツモードで楽しむ
マセラティのギブリは、8速ATとなっており、ノーマルの状態で走ると「2,000回転程度」でギアチェンジがおこります。
ですから、普通に走っている限りは、そんなに音がうるさくないのですね。
そこで、ギブリに搭載されている「スポーツモード」のボタンを押すと、このギアチェンジのタイミングが変わってきます。
通常「2,000回転程度」であったのが、「3,000回転程度」でのギアチェンジに変わるので、これだけでもエンジン音はグッと変わります。
もちろん、加速も変わりますので、高速走行をする時などは、このスポーツモードにするだけでも楽しめますよ。
マニュアルモードで楽しむ
それでも、「もっとスゴイ音が聴きたい」という人もいるでしょう。
そういった方は、「マニュアルモード」に切り替えてみて下さい。
マニュアルモードといっても、シフトレバーや、パドルシフトでギアを変えるだけですので、マニュアルの免許は必要ではありませんからね。
いやこれ、ほとんどの方が知っていると思いますが、たまに勘違いする人もいるので、一応お伝えしてます(笑)。
写真で言うと、赤い丸の部分がパドルシフトで、この左側のレバーを手前に引くとシフトダウン、右側のレバーを引くとシフトアップになります。
もちろんこの操作は、シフトレバーでも出来ますからね。
ただ、パドルシフトで操作するのが一番楽ですよ。レバー操作をするだけで、すぐにマニュアルモードになります。
マニュアルモードに変えると、運転席にある液晶パネル上に、現在のギア数が表示されます。
そこでわざと、ギアを下げることにより、エンジンの回転数が急激に上昇するわけですね。
で、5,000回転を超えたあたりから、いよいよマセラティの本領発揮となるのです。
それこそ「フェラーリのような」あの甲高いエンジン音となり、好きな人にとっては至福の時間になるでしょう。
まぁ、街中でこれをやると、白い目で見られる可能性は高いですが(笑)。
ただ、厳密に言うと、フェラーリの音と全く同じという訳ではなく、マセラティ特有の音と言った方が正しいかもしれません。
これは是非、試乗などで試してみて下さいね。
簡単に楽しむ
そうは言っても、もっと簡単に楽しみたいという人もいるでしょうね。
そういった人は、マフラーを交換するしかないでしょう。
可変バルブを使って、エンジン音を抑えたい時にはバルブを閉じ、エンジン音を聴きたければバルブを開けるというように。
むしろ最近は、エンジン音を抑えたい人が増えているらしく、そのためにマフラーを交換する人もいるのだとか。
ただ注意が必要なのは、「マセラティメンテナンスプログラム」において、マセラティ正規ディーラー以外での整備や改造を行うと、保証の対象から外れてしまう場合がありますので、そこはよくご確認くださいね。
恐らく、ディーラーでのマフラー交換は難しいと思うので、「実績のある工場を知りたい」という人は、「グーピット」で検索してみて下さい。
まとめ
如何でしたでしょうか。
今回はギブリを中心にお伝えしましたが、これらの楽しみ方は、クアトロポルテやレヴァンテなどでも使えますので、興味のある方は是非試してみて下さい。
きっと「マセラティ買って、良かったなぁー」と、感じれると思いますよ。
ですから、頑張って録音してみました(笑)。
詳しくは、下記の記事をご覧になってみて下さいね。