ポルシェの海外での販売価格

プラス知識

こんにちは、ロッソです。

先日、マセラティの海外での販売価格という記事で、マセラティを日本で買うと、海外に比べ如何に高額かという事が分かりました。

軽い気持ちで書き始めた記事でしたが、書き終えたころには「・・・うーん」と(笑)。

 

どういった理由があるにせよ、日本だけ飛びぬけて高額なのは納得いかないような・・・。

 

で、ふと「これって、マセラティだけなのかな?」なんて事を考えるようになりました。

そこで今回、他の自動車ブランドも調べてみようという事で、ポルシェの海外と日本の販売価格を比べてみようと思います。

対象国と税率

前回、マセラティにおける比較では、イタリア、ドイツ、アメリカ、日本の4ヶ国を対象としました。

イタリアはマセラティ本部所在地ですから、前回対象としましたが、今回はポルシェが対象ですからあまり意味が無いかと。

ドイツはポルシェ本部所在地ですから当然、今回も載せますし、アメリカは世界的に見てもポルシェの販売台数が多いので対象とします。

 

ここで、中国はアメリカを抜く「ポルシェ販売世界一」の国ですから比較すべきなのですが、ここは正直悩みました。

 

というのも、中国に輸入される自動車には、関税、増値税、贅沢税など様々税金を課せられます。

この税額だけでも、下手をすると日本の販売価格を超えてしまうからです。

 

要は、車両本体価格と税額が同じくらいになり、単純に日本の2倍くらいの価格になるということですね・・・、恐ろしい(笑)。

 

また、中国は簡単に税率を変更するので、ここで比較してもあまり参考にならないかなと。

という事で今回は、ドイツ、アメリカ、日本の3ヶ国とさせて頂きます。

為替レート

3ヶ国を対象とするという事は、¥(日本円)€(ユーロ)$(ドル)の為替レートを知る必要があります。

この記事を書いている現時点(2019年7月上旬)において、1ドル=108円程度、1ユーロ=122円程度となっています。

しかし、ここ1年程度の平均を見ると、1ドルが110円程度、1ユーロが125円程度となっていますので、それぞれこの値を使用したいと思います。

ですから、

1ドル =110円

1ユーロ=125円

と、覚えておいてください。

それでは、それぞれいってみましょう。

718 ケイマン

出典:ポルシェジャパン

まずは、ポルシェのエントリーモデル(?)とも言うべき「718ケイマン」から。

ポルシェは、ケイマンひとつとっても、「ケイマンS」だの、「ケイマンGTS」だのと、たくさんありますから、とりあえず一番お安いモデルで比較してみました。

 

国名現地販売価格日本円価格
日本¥6,800,000¥6,800,000
アメリカ$56,900¥6,259,000
ドイツ€55,508¥6,938,500

 

前回の記事でギブリを比較した時もそうでしたが、こうしてみるとポルシェもエントリーモデルの価格差は、あまり感じませんね。

基本的に、日本もドイツも税込み価格で表示していますが、アメリカにおいては「州」や「地域」ごとに消費税の税率が変わるので、税抜き表示となっています。

仮に、アメリカの価格に消費税8%をかければ、日本と同じような販売価格になります。

ただドイツの消費税は19%と高税率ですから、日本やアメリカよりは税抜き価格は少し下がりますね。

まぁそこは、輸送費の差くらいの範囲と言えるでしょう。

カイエン

ではお次に、みんな大好き「カイエン」です(笑)。

しかし、本当にこのカイエン、増えましたよね~。

 

国名現地販売価格日本円価格
日本¥10,120,000¥10,120,000
アメリカ$66,800¥7,348,000
ドイツ€76,690¥9,586,250

 

さあ、マセラティの記事の時もそうでしたが、だんだんとこの辺から価格差が付き始めます。

・・・なんでしょうねぇ~、いつもアメリカがお得なのは訳があるんでしょうか?

最近、アメリカで車を購入して、日本で販売する商売でも始めようかと考えてしまいます(笑)。

911カレラS(ニューモデル)

出典:ポルシェジャパン

それでは最後に、ポルシェといえば「911」という事で、911カレラSのニューモデルで比較。

 

国名現地販売価格日本円価格
日本¥16,660,000¥16,660,000
アメリカ$113,300¥12,463,000
ドイツ€120,125¥15,015,625

 

さあ、もう完全に「アメリカ万歳」といった状態です。

わたし、来週にはアメリカに飛んでいるかもしれません(笑)。

しかし、どうしてここまで価格差が生じるんでしょうか?マセラティといい、ポルシェといい、自動車産業はアメリカに優しい構造になっているのかもしれません。

ただここで、少しだけ気になる事が・・・。

一番高い車はどうなのか?

出典:ポルシェジャパン

現在、日本で販売されているポルシェの車種で、一番高い車はやはり「911 GT2 RS」かと。

日本円にして36,560,000円もしますから、超高級車の部類になりますよね。

911カレラSでも、日本とアメリカで400万円以上の価格差があるのですから、GTS2だったらもっと恐ろしい事になるのかな?と。

そこで「911 GTS2 RS」についても比較してみました。

 

国名現地販売価格日本円価格
日本¥36,560,000¥36,560,000
アメリカ$293,200¥32,252,000
ドイツ€285,220¥35,652,500

 

「あれ?」って思いますよね?

各国とも、そんなに価格差が無いように思います。

仮に、アメリカの価格に税率10%をかければ、35,477,200円となり、日本の販売価格とさほど変わりません。

 

ここでわたし「ふ~ん・・・」と。

 

これはあくまで想像ですが、GTS2ともなれば、各国ともそれほど販売台数もありません。

という事は、各国で価格差をつければ、わたしのように「アメリカで購入して、日本で売って儲けよう」なんて人も出てくるかもしれません(笑)。

まぁ、そもそもGTS2は、誰でも購入できるわけではありませんが・・・。

もっと言えば、このクラスの価格になると、国ごとに価格差をつけるメリットもありませんからね。

そう考えると、「ポルシェって、商売の事よく考えてるなぁ~」と、つくづく感心させられます。

まとめ

前回のマセラティの記事と、今回のポルシェの記事を書いて思う事は、「やっぱり、どの企業もアメリカ重視なんだなー」と。

アメリカ人の購買力は、桁違いですからね。

日本でポルシェが売れているなんて言っても、せいぜい年間7,000台程度の話で、アメリカはその10倍くらい売れているようです。

 

そりゃー仕方がないなと。

 

ちなみに、世界一ポルシェが高い国はご存知でしょうか?

多くの方が知っているでしょうね。そう「シンガポール」です(恐らくですが)。

シンガポールは国土が狭いため、政府が自動車所有を抑制するために、かなりの高額な税金をかけています。

「911 GTS2 RS」をシンガポールで購入するとなれば、日本円にして約1億円します(笑)。

 

なんかもう、笑うしかありませんね。

 

ここに更に税金がかかってくるので、合計金額はいくらになるのやら・・・。

日本は、まだマシなほうかもしれません(笑)。