ボディ下回りのコーティングは必要か?

メンテナンス

こんにちは、ロッソです。

最近は一般的になってきた車のボディコーティングですが、最近ではボディ下回りのコーティングを推奨するディーラーも増えているようです。

確かに、車全体にコーティングをすれば長持ちするのは当たり前ですが、わたし的には「正直、下回りまでコーティングをする必要ってある?」と。

しかし、推奨するからには意味があるんだろうという事で、今回はこの「下回りのコーティング」について考えてみようかと思います。

目次

現在は様々な種類のコーティングがある

まず、以前の記事「高級車の洗車事情 - コーティングって何?」でもお伝えしましたが、現在わたしの乗っているギブリSには、ボディコーティングとシートコーティングを施しています。

ボディコーティングはその名の通り「車全体(下回り以外)」をコーティングするもので、シートコーティングは、ギブリのレザーシートをコーティングにて保護するというものです。

確かに、これをやっておいたお陰で、未だに「新車ですか?」と聞かれる事がありますし、シート自体のキズや汚れもほとんど発生していません。

 

ですから、「やっておいて良かったな」と。

 

しかし、人の目に映らない下回りまでコーティングをする必要ってあるのかな?と考えてしまいますよね。

正直ディーラーに対しては、「うーん、色んなところで儲けようとしてるな」と勘ぐってしまうという(笑)。

ただ、よくよく調べてみると、「人によっては」この下回りコーティングをした方が良い場合もあるようです。

一番の難点は「融雪剤」

冬になると、地域によってはどうしても降雪の関係上「融雪剤」をまく必要がありますよね。

しかしあれ、経験したことがある人ならご存知だと思いますが、かなりボディーが汚れてしまいます。

まぁ、汚れるだけなら洗車をすれば良いだけの話ですが、この融雪剤は別名「塩カル」と呼ばれる事からも分かるように、塩化カルシウムで出来ているため、金属の錆の原因となります。

 

いわゆる「塩害」と呼ばれるものですね。

 

「すぐに洗車すれば良い」という意見も聞こえてきそうですが、一度化学反応が始まってしまえば、みるみるうちにボディーが錆びていきます。

また、一番影響が出やすいのが「ボディーの下回り」となります。

融雪剤の混じった雪が、ボディ下部中心に付着しますし、また洗車をしてそれを落とそうにも、ボディーの下回りって、洗車しようにもなかなか難しいですよね。

ですから、「雪国に住んでいる」人や「冬の高速道路をよく走る」という人であれば、この下回りのコーティングは検討すべきかと思います。

錆びは故障の原因になる

それでも「自分はやる必要はない」と考える人もいるでしょうね。実際わたしも現状は必要ないと考えています。

ただしわたしの場合は、雪の降る地域に住んでいませんし、冬の雪国に車で行く事もありません。

ですから現状は必要ないと考えていますが、仮にわたし自身雪国に住んでいるとしたら、必ずコーティングをしていると思います。

 

やはり錆は故障の原因になりますし、意外と車を売りに出す際のマイナス査定になりかねません。

 

実際、一時期仕事で雪国に住んでいたことがありますが、車を売りに出すときは「やっておけば良かったな」と後悔したことも。

もちろん、雪国に住んでいなくとも愛車と長く付き合っていきたいのであれば、やっておいた方が無難かと思います。

下回りコーティングの効果のある期間は?

基本的に、普通のボディーコーティングであれば毎年のメンテナンスは必要となりますが、およそ5年くらいはもつと言われています(素材によっても変わるでしょうが)。

 

しかしこの下回りのコーティングは、もっても良くて2~3年でしょう。

 

これは、雪の降る量や融雪剤を散布する頻度によっても異なってくるかと思います。

コーティングの価格は?

そして気になる価格ですが、これは店舗によってもかなり変わってくるでしょうね。

 

車体の大きさにもよるでしょうが、わたしの知る限り、およそ「3万円~6万円」程度が妥当な価格かと思います。

 

ただし、ディーラーによっては「定期点検と同時に申し込めば、サービス価格にて施工します」なんてキャンペーンをしている事もありますから、その辺を上手く利用するのも手かと思います。

定期点検であれば、下回りの点検もありますから「その際ついでに」となれば、ディーラー側としてもさほど負担にならないかと。

一度交渉してみては如何でしょうか?

まとめ

人によっては「DIYで、自分で済ませよう」と考える人もいるでしょうが、やはりプロと素人では効果に大きな違いが出ると思います。

特に多いのが「塗りムラ」でしょうね。

やはり「餅は餅屋」ということで、出来る事なら店舗にてお願いする方が安心できるでしょう。