「いつかやる」は「ほぼやらない」の法則

モノの見抜き方

こんにちは、ロッソです。

よく、「いや~、いつかは実行しようと思ってるんだよね」なんて言う人っていますが、こうした人って、実際には「ほぼやらない」確率が高いと思いませんか?

 

えぇ、わたしを含め(笑)。

 

ですからわたしは、「いつかやりたい」とか言う人がいたら、「あぁ、この人は結局やらないんだろうな~」と思うようにしています。

いや、中にはちゃんと実行に移す人もいると思いますよ。でも結局は「ほぼやらない」と(笑)。

そこで今回は、「いつかやる」は「ほぼやらない」という法則について少し考えてみようかと思います。

目次

考えるキッカケは、マセラティの購入から

ところで、そもそも何故こんな事を考えるようになったかというと、数年前にわたしがマセラティを購入したことがきっかけとなったように思います。

マセラティ購入当初、多くの人からこんな事を言われたわたし。

 

知人
いやー、ロッソさん。マセラティ買ったんですね。良いなぁ~。
わたし
ありがとうございます。
知人
僕もね、いつかは購入したいと考えてるんですよ。
わたし
それは良いですね。本当に良い車ですから、買って後悔はしませんよ。

 

なんて。

で、月日は流れてこの3年後に、同じ知人と話す機会がありました。

 

わたし
あぁ、〇〇さん、お久しぶりです。元気にされてましたか?

ところで、マセラティは購入されたんですか?

知人
いやぁ~、それがまだなんですよ。

いつかは購入したいと考えてるんですがねぇ~。

へへっ(笑)。

わたし
(・・・うーん、それって結局いつなんだろう?)

 

これ、冗談みたいな話ですが、意外とこういった人って多いんですよね。

本人の事情もあるでしょうから、無理に購入する必要なんてありませんが、こうした「いつかは」と言ってる時点で、周りからしたら「結局買わないんだろうなぁ~」と思われてしまいますよね。

わたし自身も結構ある

とは言え、わたし自身もこういった事を他人事として笑ってられない身分ではありますが(笑)。

 

例えばわたし、16歳の時に中型二輪免許を取ったんですが、その時点で「将来は、限定解除して大型二輪に乗りたいな」なんて事を考えていました。

 

ちなみに、「限定解除」って最近でも言うんですかね?まぁ、置いといて(笑)。

で、学生時代はバイトに明け暮れていましたので、そもそも教習所に行く時間もお金もありませんでした。

そこでわたし、「就職したら、少しは時間が取れるだろう」なんて軽い気持ちで就職したんですが、まぁ転勤やら出張やらで、そんな時間は全く取れませんでした。

そもそも、海外にもいましたから、教習所に行けるわけがないと(笑)。

で、最近、「少し時間的な余裕も生まれたから、今度こそ限定解除しようかな」と言い出したら、家族中から非難の嵐・・・。

 

「いい歳してバイクとかありえない」とか(いや、そんなに年とってないんだけど)、「自分だけの命だと思ってるの?」とか(いや、ちゃんと考えてますけど)、まぁ好き放題言われました。

 

だから結局、「あぁ、今生は諦めよう」と決心する事に(笑)。

これが、ちゃんと学生時代に計画性を持っていれば、既に大型二輪免許を持っていたはずという訳で。

ですからわたし自身、本当に叶えたい事があれば、出来るだけ「いつかは」なんて言わないようにしています。

「夢」と「目標」では全然違う

で、これは日本人の特性だと思うんですが、何かを「叶えたい」となると、それを「夢」として捉える人が多いような気がします。

 

でも思うのですが、得てして「夢って叶わないよね」と言ったら怒られるでしょうか?

 

いや、あくまでもわたしの考えですよ。「そんな事ない」という人もいると思います。

ただ例えば、「私、世界平和が夢なんです」という人がいたとしましょう。そしたら周りは、「うん、良いよね。ぜひ頑張ってね」と声を掛けると思います。

でもここでちょっと考えて欲しいのは、「じゃあ、その世界平和を実現するために、あなたは具体的にどんなアクションを起こすのですか?」という事。

行動がなければ、結果も生まれませんよね。

世界平和を実現する事が「夢」となると、なんだかフワッとしていて、具体的にすべきことが見えてこないと思いませんか?

 

そこでこれを「目標」としたらどうでしょう?目標と言い換えるだけで、「世界平和を実現するために、ああしてみよう、こうしてみよう」と色んなアイデアが生まれてくると思います。

 

更に言うと、目標という限りはある程度の「期限」や、その目標と現時点の「差」についても考え始めるかと思います。

まぁ、世界平和となると少しスケールが大きすぎますが、これを「車の購入」に置き換えれば少しはピンとくるんじゃないでしょうか。

「夢」となれば何だかフワッとしていて、その夢を持ち続けるだけで満足してしまいがちになりますが、これが「目標」となれば、「あぁ、現時点で〇〇万円貯まっているけど、期限はあと2年だから、もう少し頑張らないといけないな」なんて事も考えると思います。

また、この目標を「目的」として言い換えれば、さらに分かり易いかもしれませんよね。

「的(まと)」があるのですから、その的に向かって思いっきり弓を引けば良いだけです。しかしこれが「夢」となれば、どこに向かって弓を引いたら良いのか分かりませんから、結局何も達成できないなんて事になってしまいます。

単純な事のように思うかもしれませんが、この言葉の選び方ひとつで、人ってかなり行動が変わってくるんですよね。

「車が欲しい」と思ったら、的を絞る

このブログ、コメント欄がありませんので、マセラティについて質問したいことがあったとしても、気軽に聞けないブログとなっています。

まぁ、コメント欄を設置していない理由は色々ありますが、一番は「わたし自身が、全てのコメントに対応しきれないだろう」という理由なんですが(笑)。

ですから、質問を頂くとすれば、メールでのお問い合わせのみとなっています。

このブログを開設してから既に2年近くが経ちますが、これまでにメールでのご質問って結構頂いているんですよね。

で、メールで質問される方に共通している事って何だか分かりますか?

 

それが、「もう既に、買う事は決めている」という事なんです。

 

買う事は決めているんだけど、「パーツはどうしたら良いですか?」とか、「ここのディーラーと、ここだったらどっちが良いですか?」などなど、要は「買う前提」で質問してくるという事です。

これ、凄い事だと思いませんか?

「えっ?何が凄いの?」と思ったアナタ、この記事をもう一度最初から読んでみて下さい(笑)。

要は、「いつか買いたいんですよね~」と言ったフワッとした内容ではなく、「買う事は決まっているんですけど、これとこれを教えて欲しい」という「具体的な」内容なんですよね。

この「具体的」というのが重要で、自分の中でその目標が具体的であればあるほど、何かを実現しやすいという事なんです。

 

・・・伝わってますか?(笑)

 

まぁ、分かる人には分かってもらえてると思いますが。

ですから、ポルシェでも何でも良いのですが、仮に「マセラティを購入したい」と考えているのなら「いつかは」とか「夢」なんて言わずに、「目標」とまずは言い換えてみましょう。

すると、考え方も具体的なものへと変わってきますから、実現するまでのスピードが断然早くなってくるんです。

このちょっとしたことを実行するだけで、「いつかやる」は「ほぼやらない」なんて事にはならないんですがねぇ~・・・。

まとめ

先日、以前メールでご相談頂いていた方から連絡があり、「購入しました!やっぱりマセラティ最高です」と嬉しいご報告を頂きました。

このブログに連絡頂く方は、皆さんとても律儀な方ばかりで、購入後にも必ず感想を教えて下さいます。

 

・・・いや、別に「質問する限り、こうしろ」って要求している訳ではありませんからね(笑)。

 

まぁ、最近は更新が滞ってますが、やっぱり「ブログやってて良かったなぁ~」と思う瞬間ですよね。